Blackmagic Designは、Blackmagic URSA Mini PLをB4レンズマウントに変更し放送用HDレンズを使用可能にする「Blackmagic URSA Mini B4 Mount」を2015年11月に発売する。価格はUS$295(国内:税抜35,980円)。
Blackmagic URSA Mini B4 Mountは、ガラスレンズをBlackmagic URSA Miniのセンサーと放送用HD B4レンズとマッチするように設計。球面収差補正機能も搭載し、レンズを開放絞りで使用してもブルーミングが生じることはないとしている。Blackmagic URSA Mini B4 Mountは、URSA Miniの4Kおよび4.6K PLモデルのどちらにも使用でき、B4マウントはシムを入れる方法と同じようにPLレンズマウントを取り外し、B4レンズマウントをボルトで留めることで使用可能だ。
また、BlackmagicURSA Mini PLは、PLおよびB4レンズと動作する新しいレンズコントロール接続を搭載しており、アナログおよびデジタル両方のレンズコントロールに対応。アイリスコントロールおよびレンズへの電源供給も行える。
Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:今年のNABでURSA Miniを発表してから、放送関係者たちからB4レンズマウントを要望する声が数多く寄せられてきました。私たちはこれらの声に注意深く耳を傾けました。そして彼らがHDプロダクション用にすでに所有しているB4レンズを活用でき、なおかつ必要に応じていつでもPLマウントレンズに戻してUltra HDや4Kプロダクションを実現できるカメラを提供する方法を考案したのです!
今回の発表で最もエキサイティングなのは、URSA Miniを使用しているユーザーは、RAW、ProRes、DNxなどの最新のビデオフォーマットを扱える現在必要なHDカメラを使用でき、さらにワイドダイナミックレンジに対応しているため画質が非常に優れているということです。放送関係者との話し合いでは、ENGスタイルのカメラがデジタルフィルム性能を有することについて誰もが興奮していました。そして彼らは、Blackmagic URSA Mini B4 Mountがプロダクションワークフローに新たなクリエイティビティをもたらす可能性に気づいているのです。
なお、Blackmagic URSA Mini B4 Mountは、9月11日(金)~15日(火)にオランダ・アムステルダムRAIで開催中の放送機器展「IBC 2015」の同社ブースにて展示されている(ホール7、ブースNo.H20)。