米NewTekは、ネットワークを介したライブ中継映像用の新しいオープン標準規格「NDI(ネットワークデバイスインターフェイス)」を無償配布することを発表した。
NDIは、GigEローカルエリアネットワークを介して共有接続されているビデオストリームのオペレーションを可能とする双方向兼用規格。そのエンコーディングアルゴリズムは、解像度とフレームレートが独立し、4K(またはそれ以上)を16チャンネル(またはそれ以上)の浮動小数点オーディオと一緒にサポート。プロトコルには、ビデオアクセス権、グループ化、双方向メタデータとIPコマンドを実行するツールも含まれている。
社内設備のIPワークフローを確立させたい放送局やスタジオ、映像制作機器メーカーや自社でシステム開発しているデベロッパーに対し、任意の数のストリームの送信、検索、受信は、2015年第4四半期に同社から無償配布されるソフトウェア開発キット(SDK)にて提供予定だ。
NDIにおける互換性により、NDIリリースと同時にBrainstorm、CasparCG、CharacterWorks、ChyronHego、ClassX、Compix、EasyWorship、Gnural Net、Graphics Outfitters、LiveXpert、Media 5、PlayBox Technology、Teradek、Vizrt、WASP3DなどのシステムがNewTek製品と連動する予定。また、AJA、DELTACAST、Matroxなどのキャプチャーカードや、Blackmagic Designのカードを、NDIの送り側または受け側として互換性を取るために協力しており、Boland、JVC、LiveU、Microsoft Skype TX、NewsMaker、Panasonic、PESA、Wowzaなどとも、NDIベースのソリューションの提供に取り組んでいるという。