Blackmagic Designの発表によると、ブラジルを拠点とする制作/ポストハウスO2 Filmesが、ブラジル全土で放映されるMcDonaldsのCM撮影にBlackmagic URSA EFおよびBlackmagic Production Camera 4Kを使用し、編集・カラーグレーディングにはDaVinci Resolve 12を使用しているという。O2 Filmesはすべての作業をBlackmagic Designのカメラと編集/カラーコレクションツールのみで行ったのは同CMが初めて。
O2 Post Productionのジェネラルマネージャー、パウロ・バルセロス氏は、ワークフローの一部にDaVinci Resolveを取り入れた利点をについて、次のようにコメントしている。
バルセロス氏:他のシステムに書き出すことなく、編集からグレーディングにすばやく移行できるのは驚くほど便利ですね。うちのエディターたちは、プロジェクトをより短い時間で完成できる編集ツールを待ち望んでいました。DaVinci Resolveはまさに理想的です。構成がシンプルで、エディターとカラリストが1つのプロジェクトで同時に作業できるため、時間を大幅に削減できます。編集ツールもすばらしいですね。DaVinci Resolveに搭載された動的トリムツールなどは、今までに使った編集ツールの中で最高です。
また、URSAとProduction Camera 4Kで4K RAW収録も行いましたが、これもDaVinci Resolveで完璧に対応できます。収録したRAWファイルには、エディターやカラリストが高品質の作品を限られた時間で作成するために必要なすべてのデータが含まれています。
サンパウロにあるO2 Filmesの制作スペースは、8,500平方メートル。ここに70台を超えるBlackmagic DaVinci Resolve Studioがあり、カラーグレーディングや編集が行われている。O2 Filmesのクライアントリストには、今回McDonaldsのCMを担当したエディターを含め、フリーランスのエディターたちが注目するプロジェクトが多数含まれている。
バルセロス氏:McDonalds のCMを担当したフリーランスのエディターは、それまでにDaVinci Resolveで編集を行ったことがありませんでした。それにも関わらず、Blackmagic Designの設計したインターフェースと機能はすばらしく、エディターは2時間ほどで完璧に順応し、編集を開始できました。非常に嬉しい驚きでした。