コンシューマー・エレクトロニクス協会(CEA)は今月10日、長年CESで浸透していた連盟名を、新しく「コンシューマー技術協会(CTA)」と改めたことを発表した。新しいロゴと名前は先日、米ニューヨークで行われた年次会員総会で会員によって同意されている。そして最先端の家電技術と共に、来年1月に米ラスベガスで開催される家電見本市CESで公に目に触れることになりそうだ。

本協会は1924年にラジオ工業会として設立された。その後、電子機械工業会、民生用電子機器工業会となり、1999年に家電協会(コンシューマーエレクトロニクス協会、CEA)へと進化していった。CTA会長兼最高経営責任者のゲーリー・シャピロ氏は発表文にて「協会の名前は進化し続けながらも、消費者向け技術産業を成長させる使命は引き継がれている」と述べている。

もはや消費者のハイテク産業全範囲を意味しない“エレクトロニクス”という用語を“テクノロジー”へ置き換えることで、たとえば会員であるフォード、BMWといった車産業、エクスペディア、Google、Netflixや20世紀Foxといった、非ハードウェア開発革命企業を代表する協会として発展を続けていく。

(山下香欧)