株式会社フォトロンは2015年12月16日に、マルチフォーマット対応リファレンスプレイヤー「Atlas」を紹介するセミナーを開催する。セミナーでは、Atlasツール自身の紹介にとどまらず、Atlasの開発メーカー・米アーキメディアより来日するマーケティング最高責任者のジョセフ・マーク氏が、ハリウッド業界ユーザーの映像制作における本ツールの使われ方およびトレンドを紹介する。

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マーク氏はソニー時代にCBSの冬季オリンピック放送センターのシステム構築を手がけたことから、様々な映像関連メーカーでシステムアーキテクトやソリューションアーキテクトを担当し、3年前にアーキメディアを共同設立。SMPTEではMXF、IMFの技術仕様を策定する委員会のメンバーでもある

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Atlasはリファレンスプレイヤーとして、デジタルシネマからOTTコンテンツ制作まで環境を問わず、DCI 4Kまでの解像度にあらゆるフォーマットコーデック、フォーマットに対応し、納品規定にあったスペックで制作されているかを確認できる。Netflixの2K/4K納品フォーマットとして指定されているIMF(Interoperable Master Format)ベースのコンテンツでも、字幕データや音声データを選択して再生することができ、また制作およびファイル変換したコンテンツが納品規定値に即しているかを高価なQCシステムを通す前にローカルで確認できることもあり、Netflixや提携しているパートナープロダクション、そしてQCスタジオとして知られるEye My Mediaでは御用達ツールとして浸透している。今回、AtlasにNetflixなどで高評価と共にワークフローに実装されてきている制作環境支援プラットフォーム「Iris」についても実機で初めて詳しく触れる予定。

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5月に東京で開催されたNetflix Tech Away Day Tokyoより

セミナー会場はフォトロン本社(東京都千代田区神田神保町)で、受付開始は13時から。参加は無料だが、事前の申込が必要だ。詳細情報の確認および参加申し込みはセミナー案内ページより。

(山下香欧)