米シュナイダー・オプティクス(独シュナイダー・クロイツナッハの子会社)は、iPhone 4以来、iPhone専用のレンズシステム「iPro Lens」をリリースしている(iPhoneモデル以外にはサムスンのGaraxy S4用ケースが揃う)。iPhone専用レンズシステムと専用ケースが揃ったキットを提供しているが、iPhoneが次世代モデルを出してくるたびに専用ケースを追加しなければならない。今回は、新しく出揃ったiPhone 6および6 plus専用ケースと、ラインアップされたレンズ5種を紹介する。

日常のシーンを撮るデバイスはスマートフォンカメラが当たり前の世の中になった。このモバイルデバイスに搭載されたカメラの解像度や機能向上が進む中、更なる高品質なショットを求める声も広がっている。1972年設立以来、プロフェッショナル用レンズを生み出しているシュナイダー・オプティクスでも、このスマートフォンカメラのレンズ能力拡大に着目し、iPro Lensシリーズを設計、開発した。業界スタンダードとなっているセンチュリーオプティクスレンズと同じエンジニアチームが、開発を担当している。

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レンズは5種類、マクロ(2.5x)、魚眼レンズ、スーパーワイド(0.45x)、35%ワイド、2倍テレレンズが揃う。マルチコーティングされた光学ガラスでフレアを防止する

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レンズ レンズ構成 画角 35mm判換算
静止画 動画 静止画 動画
iPhone 62° 46° 30mm 42mm
魚眼レンズ 3枚 160° 120° 12mm 16mm
スーパーワイド 110° 82° 14mm 19mm
ワイド 3群4枚 86° 70° 19mm 26mm
2倍テレ 31° 23° 60mm 84mm
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iPhone 6/6 Plus専用ケースはElement社の高衝撃ポリカーボネートシャーシを採用。iPhone 4/5専用ケースから一新したバルクのあるデザインで、脇はグリップ感を強化したものとなっている。音声ボリュームなどのボタンもケースと一体になっている。

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どのiPhoneケースもレンズはバヨネットマウントを採用

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1/4-20″三脚マウントねじ。もう一つの1/4-20″マウントで、LEDライトやマイクロフォンなどが取り付けられる。

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大きな特長の一つであるレンズケースは、3種類のレンズを格納できる上、三脚マウント部位と一緒にカメラハンドルとなる。

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またMoondog LabsからiPro Lensと一緒に使えるアナモルフィックアダプター(1.33x)も揃う。映画的なワイドフォーマットイメージングや有機フレアと歪みを持たせることができる。フル解像度を維持したまま、2.41:1アスペクトの動画および16:9の静止画を撮影できる。

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Moondog LabsのアナモルフィックアダプターとiPro Lensを起用して撮影されたベントレーの短編CMの制作背景ビデオ

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各レンズで撮ったシーンの比較はこちら

(山下香欧)