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Blackmagic Designの発表によると、サンダンス映画祭に出展された作品「Operation Avalanche(原題)」の撮影にBlackmagic Pocket Cinema Cameraが使用されたという。
「Operation Avalanche」は、ドキュメンタリー映画のスタッフを装った4人の覆面CIAエージェントがNASAに送り込まれるという設定のファウンド・フッテージ映画。同作の脚本/監督を務めるマシュー・ジョンソン監督は「Dirties」の監督でもあり、同作は2013年スラムダンス映画祭で受賞し、後にケヴィン・スミス氏により公開された。
マシュー・ジョンソン監督、そしてジャレッド・ラーブ撮影監督およびアンドリュー・アペル撮影監督の「Operation Avalanche」のビジョンは、1960年代のフィルムストックのようなルックを再現すること、さらにこれらの映像が極秘で撮影されたように見せることであった。RAWで撮影されたフッテージは、Blackmagic Pocket Cinema Cameraのスーパー16mmイメージから、2Kスキャンへと変換された。そして、最終的な16mm変換の後にグレーディングされた。ジョンソン監督は次のようにコメントしている。
ジョンソン氏:最終的に“1960年代に撮影された映像が地中に埋められ、その映像が2015年に発見された”というような設定のルックに仕上げたいと考えていたのです。私たちは、これを実現するための変換処理システムを構築しました。ゲリラ撮影風のフッテージはすべてBlackmagic Pocket Cinema Cameraで撮影し、私たちが考案した1:1スーパー16mm変換を行いました。Blackmagic Pocket Cinema Cameraは高画質を得られることに加え、スーパー16mmゲートはスーパー16mmフィルムゲートと同一なので、変換が非常に簡単です。同作にとってパーフェクトなカメラだったと言えます。
また、ラーブ撮影監督とアペル撮影監督にとって、Blackmagic Pocket Cinema Cameraを使用するメリットは、そのサイズと隠しカメラとしての性能にもあったという。
ラーブ氏:「Operation Avalache」は1960年代の本物のドキュメンタリーである、というコンセプトに説得力を持たせるために、可能な限り実写で撮ることが非常に重要でした。公共の場所でゲリラ撮影する方法は、前作の「Dirties」で習得していたので、今回も同様の手法を使うことをしました。そこで私たちが望んでいたのは、周囲に気づかれずに撮影でき、古い16mmフィルムのように見せるという複雑なポスプロ処理に対応可能なフッテージが撮れるカメラでした。
非常に小型で、驚異的なダイナミックレンジに対応したBlackmagic Pocket Cinema Cameraは、今回の作品に不可欠でした。Blackmagic Pocket Cinema Cameraで撮影したフッテージは60年代のアーカイブフィルムとシームレスに繋ぐことができました。その差を見分けられる人はいないと思いますよ。
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写真左:ジャレッド・ラーブ撮影監督、右:アンドリュー・アペル撮影監督
ジョンソン氏:「Operation Avalanche」の登場人物が、1967年にロンドン周辺で撮影された有名な映画のセットにこっそり入り込むシーンがあるのですが、実際にその映画が撮影されたスタジオにロケハンを設け、私たちの登場人物が完璧に変装してその映画を「偵察」に行ったのです。ラッキーなことに、そのスタジオには当時の建物のセットなどが残っていたので、Blackmagic Pocket Cinema Cameraを使って撮影しました。
品質とイノベーションの面で私たちと同じ価値を持つメーカーの製品を使って同作を作成できたのは、とても素晴らしいことでした。