![](https://jp.static.pronews.com/pronewscore/wp-content/uploads/2016/02/160226_LR_raw.jpg)
Adobeから、スペイン・バルセロナで開催されたMWC(モバイル・ワールド・コングレス)2016に合わせて、フォト編集アプリLightroomのAndroid OS用バージョン2.0がリリースされた。この新バージョンでは、アプリカメラでRAW(Adobe Camera RAW)/DNGフォーマットで撮影でき、従来のJPEGよりも編集の自由度を広げられるようになった。ちなみにiOSでRAW撮影できるアプリは、まだ存在しない。
![160226_setting](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2016/02/160226_setting.jpg)
今回のアップグレードはLightroom iOS版で対応しているスプリットトーンやヘイズ(もや・煙など)除去といった機能も追加されている。そしてiOS版を上回る機能として、RAW撮影(Adobe DNG)が実装された。RAWであるがゆえにどの機種モデルでも対応できるわけではないが、最新モデルであればハードウェアのパフォーマンスとしては問題ないとしている。
Adobe Creative Cloudフォトグラフィプランに加入すれば、Lightroomを搭載したデバイスおよびデスクトップ間でシームレスに同期して編集が行える。
![160226_sync](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2016/02/160226_sync.jpg)
Lightroomを通してRAW撮影をした後、さまざまなパワフルなツールで編集が行える。カーブツールではポイントを置いてコントラストやトーンを調整でき、カラー/BW編集ではターゲット調整ツール、そしてデスクトップ版に搭載されていたデヘイズツールなどがついた。
![160226_feature](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2016/02/160226_feature.jpg)
![160226_Dehaze](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2016/02/160226_Dehaze.jpg)
Dehazeツール、処理前、処理後
![160226_Split-Toning](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2016/02/160226_Split-Toning.jpg)
スプリットトーン、処理前、処理後
またShoot Through Presetsでは、リアルタイムで5つのプリセットカラーを反映させてプレビューすることができ、後から編集を変更することもできる(OpenGL ES 3.0採用したモバイルデバイスのみ可能)。iOSでは三つのリングが重なったアイコンの機能と同じだ。Lightroom Androidは無償。Google Playから入手できる。
(山下香欧)