英国の衛星事業者のSky(スカイ)は、VR市場の先駆者として早い時期からVRコンテンツ開発に取り組んできたが、ここにきてインハウスにVRコンテンツ制作専門のスタジオを設立した。

現在、フォーミュラ1(F1)、ウィリアムズマルティニ・レーシングといったカーレーシング、ツールドフランス、4月9日のIBF世界ヘビー級タイトルマッチ(ボクシング)といったスポーツイベントを中心にVRコンテンツとして制作することが進められており、これらはFacebook 360、Oculusプラットフォームに続き、YouTube360でも追って公開する予定。続いてSky1で今月から放送が始まったDCコミックファン番組「DC Fancast」をはじめ、年内には20本以上のVRコンテンツを公開することを目標にしており、また独自のアプリを開発し、ライブVRストリーミングも試みるとしている。

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VRコンテンツは、数年続けて出資しているVR開発会社の米Jauntの技術を使って制作する。現場では主に最新のJauntのVRカメラを用いて撮影している。

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バルセロナで行われたF1プレシーズンテストでは、GoProカメラを用いた全方位カメラシステムも用いて撮影が行われ、制作されたVRコンテンツは3月18日からFacebookのSkySports公式サイトとFacebook 360で公開されている。

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(山下香欧)