ATOMOSは、モニター一体型レコーダーの新製品として「SHOGUN INFERNO」を2016年第三四半期(7月から9月の間)に発売する。希望小売価格は税込278,000円。
SHOGUN INFERNOは、同社のSHOGUN、SHOGUN FLAMEで使用してきたプロセッサを一新し、性能向上した4K60p収録が可能なSHOGUNの最上位機種。本体サイズはSHOGUN FLAMEと同じで、1500nitの高輝度液晶やデュアルバッテリースロットなど、SHOGUN FLAMEの基本機能を継承しつつ、4K60p収録に対応するため、HDMI 2.0/ 12G-SDI入力に加え、3D SDIを4系統使用することで4K60pの映像入力を実現するクワッドリンクSDI入力を装備。ソニーPMW-F55、パナソニックVARICAM 35、RED EPIC等のクワッドリンクSDI出力を装備しているカメラの入力に対応する。
また、映像出力もHDHI 2.0、12G-SDIに対応。収録映像の再生出力だけではなく、クワッドリンクSDI入力時に常時HDMI、12G-SDIに変換出力するコンバーター機能も搭載している(クワッドリンクSDIは入力のみ対応)。FLAMEシリーズにて搭載したLogガンマによるHDR映像のモニタリングに特化したAtom HDRモードを搭載。各社カメラメーカーのLogガンマ映像をSHOGUN INFERNO/FLAMEに採用した高輝度LCDの特性に最適化することで、自然な色調と滑らかな高輝度階調の表示を実現しているという。
本体背面
HDRワークフローに関する新機能として、PQ in/out(PQガンマ入出力)機能を搭載。Logガンマ映像を入力時に、リアルタイムにPQガンマ(SMPTE ST2084)へ変換し、PQガンマ対応HDRモニターに出力することで、収録現場のディレクターモニターでの視聴を実現。また、PQガンマ映像を入力時にAtomHDRモードでの表示にも対応。RAW to ProRes/DNx収録機能も4K60pに対応。Sony FS RAWのHD 240fps出力にも対応しており、2K240pの連続記録が可能だ。また、4K30pまでのCinemaDNG収録にも対応予定だ(Cinema DNGは収録メディアの速度制限により、4K30pまで)。
付属アクセサリーは、HPRC製ハードケース、5200mAhバッテリー2個、従来比から3倍高速化した新型バッテリーチャージャー、サンフード、XLRブレイクアウトケーブル、DC-D-Tapケーブル、ドッキングステーション、ACアダプターなど。付属品の詳細は下記の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- SHOGUN INFERNO本体
- マスターキャディー2(SSDケース)×5
- 5200mAhバッテリー×2
- バッテリーチャージャー(高速充電対応)
- D-tap-DCコネクターケーブル
- XLRコネクターケーブル
- USBドッキングステーション
- LANCスレーブ接続用ケーブル
- HPRC製カスタムキャリーケース(黄)
- サンフード
- クイックスタートガイド (簡易マニュアル)