※写真は昨年の様子
ATOMOSは、2016年4月18日から21日(米国時間)に米国ラスベガスで開催されるNAB2016に出展する(セントラルホール/C8925、9525)。同社はNAB2016開催にあわせて、新製品「SHOGUN INFERNO」や、PQ in/out(PQガンマ入出力)機能をFLAMEシリーズへ提供する「AtomoOS 7.1」などを発表した。同社ブースではベータ版ファームウェアでの実演を行っている。詳細は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■SHOGUN INFERNO発表
4K 60p収録への対応を唄ったSHOGUNの最上位機種です。3G SDIx4によるクワッドSDI入力やクワッドSDIから12G-SDI変換に対応するなど、これまで以上の高性能、高機能を実現します。詳細は別途アップした新製品ニュースを参照ください。発売時期は2016年 第三 四半期(7月から9月の間)、発売価格は278,000(税込)を予定しております。■AtomHDR対象機種の拡大
SHOGUN INFERNO,SHOGU FLAME, NINJA FLAMEに採用されたAtomHDRモードですが、SHOGUN、NINJA ASSASSIN、SHOGUN STUDIO、NINJA BLADE、SAMURAI BLADEにも機能を拡充するファームウエアアップデートを行う旨の発表がありました。これらの機種は、液晶輝度が400nitの為、HDRとして表現できるダイナミックレンジの幅は狭いのですが、Logガンマでのモニタリングを改善することが確認できましたので、採用することになりました。これらの機種向けに5月以降順次アップデーターが無償提供される予定です。■PQ in/out(PQガンマ入出力)機能をFLAMEシリーズへ提供するAtomoOS 7.1
SHOGUN FLAME、NINJA FLMAE向けに、SHOGUN INFERNOで採用されたPQガンマ(ST2084)入出力機能を搭載したAtomoOS 7.1を提供予定であることがアナウンスされました。さらにAtomOS 7.1では、AtomHDRモードで、表示されるダイナミックレンジをスライダーバーで変更時に、輝度モニターのサチュレーションバー(輝度の表示限界を表すバー)が動的に上下し、波形のどの部分が白飛びするか確認できる機能も追加する予定です。映像と波形の両方で輝度のピークを確認することができます。AtomOS 7.1は5月末頃に無償ダウンロードでの提供を予定しております。■HDMI 2.0対応HDMIケーブルなど、新アクセサリー発売予定
これまでのHDMI 1.4ベースからデータ転送レートが倍になる4K 60pの伝送を担保するために、HDMI 2.0に対応したHDMIケーブルを発売することになりました。こちらHDMIフルコネクタを基軸に、マイクロ/ミニ/フルの3種類のコネクタサイズをそれぞれ2種類(30c/40cmどちらもコイル加工により、60cm/80cmまで対応)トータル6種類のケーブルを発売予定です。また、FLAMEシリーズに同梱されているアクセサリーで高速充電に対応した新バッテリーチャージャー、DC- D-Tapケーブル、サンフード、ACアダプター等も単品での発売を予定しております。これらのアクセサリーは国内での出荷時期、価格などが明らかになり次第。別途発表致します。
■X-rite製i1Display Proに対応したAtomos Calibrator の提供予定
Atomos Spyderの生産終了により、今後のキャリブレーションのソリューションとして、x-riteの社製のカラーキャリブレーションツールi1 Display Proに対応したAtomos Calibratorを提供することが発表されました。すでに発売されている、USB-シリアルケーブル(Atomos Spyderにも同梱されています)を使いPC/MacとAtomosレコーダーを接続し、i1 Display ProもUSB経由で同じPC/Macに接続。モニター画面にi1 Display ProをセットしてAtomos Calibratorを起動して、キャリブレーションをスタートすると自動的に液晶画面の色を測色、補正データを流し込んで正確な色再現を実現します。SHOGUN、NINJA ASSASSIN、SHOGUN INFERNO、SHOGUN FLAME、NINJA FLMAE、SHOGUN STUDIO、NINJA BLADE、SAMURAI BLADE等のキャリブレーション対応のレコーダーすべてに対応予定です。リリース時期は6月頃を予定しています。