NBC Sports Groupの一部門であるNBC Olympicsは、2016年8月5日から8月21日にわたりブラジルのリオデジャネイロで開催される「第31回オリンピック競技大会」の制作用に、Avidのコンテンツ制作およびメディア管理ワークフローを選定した。
NBC Olympicsは、リオデジャネイロ・オリンピックの制作作業を加速し合理化するため、Avid MediaCentral Platformを選定。Avid MediaCentral Platformは、Avid Everywhereの基盤であり、NBC Olympicsは搭載された4つのスイート製品を使用して、17日間にわたるリオデジャネイロ・オリンピック放送でメディア制作やコラボレーションから配信までのワークフロー全体を合理化することが可能だとしている。
NBC OlympicsとAvidのパートナー関係は、2000年のシドニー・オリンピック以来連続9回目となるが、リオデジャネイロ・オリンピックでの制作設備は、Avid MediaCentral Platformを基盤として幅広いソリューションが導入される。
Avid Interplay | Productionにより、NBC Olympicsは、コンテンツ制作の管理、ワークフローの自動化に加え、世界中に分散する複数の制作施設間でコラボレーションを実現。Avid Interplay | MAMメディア・アセット管理では、アセットをすばやく検索でき、メディア運用を合理化して収益機会を最大限に活用可能。Avid MediaCentral | UXでは、すべての制作タスクを同じWebベースのインターフェースで操作でき、NBC Olympicsの作業がスピードアップすると同時に、効率性と柔軟性が向上するいう。
Avidの会長兼社長兼CEOルイス・フェルナンデスJr.氏は次のようにコメントしている。
フェルナンデスJr.氏:今日の放送では、メディア・バリュー・チェーンのあらゆる要素の接続と自動化が不可欠ですが、特にオリンピックのような複雑で要求の厳しいイベントではこのことが重要になります。当社はNBC Olympicsがこれまで以上にパワフルで効率的に、かつコラボレーションを活用しながら、収益性の高い方法で世界中の視聴者に番組を配信するための基盤として、Avid Everywhereを選定したことを大変嬉しく思っています。
NBC SportsおよびNBC Olympicsのポストおよびデジタル・ワークフロー担当副社長ダリル・ジェファーソン氏は次のようにコメントしている。
ジェファーソン氏:2016年リオデジャネイロ・オリンピック放送の制作にあたっては、驚くほど大量のコンテンツの制作、管理、配信、収益化が必要になります。Avid MediaCentral Platformでは、複数の場所に分散したチーム・メンバーがリアルタイムでコラボレーションを行うことができるため、高品質のコンテンツを短時間で効率的に制作することができます。
リオデジャネイロの国際放送センター内にあるNBC Olympicsの制作スタジオは、Avid Media Composer編集システムが装備され、合計512TBの未加工容量を備えたAvid ISIS |7500共有ストレージが接続される。また、オリンピック会場には128TBのISIS | 7500、AirSpeed 5500、Interplay | Productionシステムが配置され、IBCに接続される。