Avidは、メディア保存と管理専用に設計されたソフトウェア定義型ストレージ・プラットフォーム「Avid NEXIS」の出荷開始を発表した。以前のニュースで2016年第2四半期発売予定と報道発表していたもの。
Avid Everywhereのオープン性により、Avid NEXISは、Media Composer、Pro Tools、Apple Final Cut Pro、Adobe Premiere Pro、Grass Valley EDIUSをはじめとするメディア制作アプリケーションに対応。Avid NEXISは、システムを動的に調整して、優先度の高いワークフローに必要なレベルの容量、パフォーマンス、データ保護を確保する。
Avid NEXISのモジュール方式により、ユーザーはストレージ・エンジンを組み合わせて、サービスの中断や、システムを停止することなく、単一システムで20TBから1.4PB以上まで容量を拡張可能。全てのAvid NEXISシステムは、Avid NEXIS | FSファイル・システムにより動作するため、ユーザーは構成規模に関わらず安定した性能、信頼性、保護を得ることができるという。
Avid バイスプレジデント兼製品管理最高責任者ダナ・ルチカは次のようにコメントしている。
ルチカ氏:Avid NEXISの出荷開始をお知らせします。これで、メディアのプロフェッショナルや制作チームは、作業を中断することなく、プロジェクトの要件に合わせて容量を調整する柔軟性を持ちながら、メディア・アセットを共有して、どこからでもアクセスできるようになります。Avid NEXISは、アーティストの使用するツールに関わらず、ワールドクラスの性能、信頼性、そして拡張性を提供します。
同製品は、Avid Media ComposerおよびAvid Pro Toolsに加えて、Apple Final Cut Pro、Adobe Premiere Pro、Grass Valley EDIUS等、様々なメディア制作アプリケーションと連携している。
FotoKem NLS社の技術担当バイスプレジデント ジョン・モーディン氏は次のようにコメントしている。
モーディン氏:新しいストレージ・プラットフォームAvid NEXISの多用途性には興奮を抑えられません。制作が多様化し、単体のストレージ・システムへのアクセスが重要です。Avidは、そういったニーズに対応するために欠かせない柔軟性を、見事に強化してくれました。この新たな技術を弊社の顧客に提供できることをとても嬉しく思います。