アドテクノロジーを活用したマーケティング支援事業を展開する株式会社オムニバスは、パナソニック株式会社が開発したケーブルテレビ向けIP動画広告配信システムを活用した実験を開始する。
同サービスでは、パナソニックがケーブルテレビ局向けに提供しているセットトップボックス(以下:STB)に対して、オムニバスがインターネット経由で動画広告を配信。ケーブルテレビ局がパナソニックの提供するSTBと、STB向けCATVユニバーサルポータルサービスのザッピングポータルサービスを導入することで、同サービスが利用可能となる。
視聴者がSTBを起動する際、容易に動画広告を流すことができるため、ケーブルテレビSTBを新たな動画広告の出稿先として活用可能だとしている。インターネット経由で動画広告を流すことにより、従来の広告視聴データ(配信数、視聴完了数)の計測や、ケーブルテレビ視聴時の動画広告でも視聴状況を測定可能だ。
なお、現在湘南ケーブルネットワーク株式会社、株式会社伊豆急ケーブルネットワークにて広告配信のテストを開始しており、この評価を確認した後に、パナソニックのSTB、サービスを導入、検討しているケーブルテレビ局への提案・提携を進め、順次出稿先を拡大し広告配信を行う予定だ。