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Blackmagic Designの発表によると、フランスで開催されたUEFA欧州選手権2016で、地元プロダクション会社であるDrone Immersionが、ファンゾーンのライブメディアの撮影においてBlackmagic URSA Mini 4KおよびBlackmagic Micro Cinema Cameraを使用したという。
Drone Immersionはマルセイユで行われた7試合で、ベロドロームスタジアム近くに造設された8万人を収容可能なファンゾーンに、3つの巨大スクリーンを設置してライブ番組を作成した。ファンゾーン内に2人のカメラマンを配置してBlackmagic Micro Cinema Cameraを搭載したジンバルで撮影を行い、3人目のカメラマンはBlackmagic URSA Miniをショルダーマウントで使用して、ファンの間を歩き回りハンドヘルドの素材を撮影した。Drone Immersionの共同創設者であるセバスチャン・ルシアーニ氏は次のようにコメントしている。
ルシアーニ氏:ファンたちが会場に到着するところから国家斉唱まで、私たちのタスクは、試合前と試合中に最高の場面を撮影することでした。人間工学の観点、取扱いやすさ、コストパフォーマンスから見て、Blackmagic URSA Miniは現在業界で最も優れたカメラの1つでしょう。設計は非常に優れており、頑丈で、ライブプロダクションに必要なすべての機能を搭載しています。
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Drone Immersionは、メディアプラットフォームで2台のBlackmagic URSA Mini 4Kカメラを三脚に設置して使用し、プロダクションチームがスペシャルゲストとファンによる1対1のインタビューを撮影できるようにした。どちらのカメラも望遠レンズを装備しており、カメラマンたちは見晴らしの良い高い位置から観客のクローズアップやワイドショットを撮影することが可能であったという。ルシアーニ氏によると、観客の中のカメラもファンゾーン上空のドローンも、UAVワイヤレスビデオリンクを使用して、メディアゾーンに設置したBlackmagic ATEM Production Studio 4Kに接続していたという。
ルシアーニ氏:UltraStudio 4K Extremを使ってこれらのフィードをHD 1080p50でキャプチャしました。ビデオの遅延はゼロでしたが、オーディオをATEMのXLR入力経由でマイクから直接取り込む必要がありました。
プログラムミックスはH264にエンコードされマルセイユの様々なソーシャルメディア・ネットワークで配信された。同時に最終的なプログラムミックスは、Blackmagic HyperDeck Studio Proを使ってProResでSSDに収録された。
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