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株式会社ズームは、ARQブランド製品としてベースステーションとリング型コントローラーを組み合わせたスタイルのリズムマシン「ARQ Aero RhythmTrak AR-96」の発売を記念し、2016年7月26日、東京・渋谷にあるRed Bull Studios Tokyoにて、ラウンチパーティを開催した。
同イベントでは、同社の代表取締役CEO 飯島雅宏氏による会社概要・経営方針などの紹介や、シンガー・コンポーザー/クリエイターITSUKA氏による製品紹介、DJ ARQ MANによるデモンストレーション、ARQ開発プロジェクトマネージャー工藤俊介氏によるARQ開発経緯の紹介などが行われた。また会場内ではAR-96のタッチ&トライも行われていた。
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AR-96のベースステーションは、468種類のPCM波形と70種類のシンセ波形を内蔵したサウンドエンジンを搭載し、最大5系統のDSPエフェクトを同時に使用でき、楽曲を再生しながらリアルタイムに音色を変化させることも可能だ。また、着脱式のリング型コントローラーは、ベースステーションだけでなくMac/iOS機器とBluetoothでワイヤレス接続し、MIDIコントローラーとして使用可能。ベロシティセンスおよびアフタータッチに対応した96個の自照式ドラムパッドを搭載しており、リアルタイム演奏やステップ入力が行える。
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株式会社ズーム 代表取締役CEO 飯島雅宏氏
飯島CEOによると、同社はコーポレートタグ「We’re for Creators」を掲げ、経営理念として「100年続くブランドを目指す」としている。また、「エントリーユーザを大切にしてMI市場を拡大する」「『世界初の…』と謳える」「自分で使いたいと感じる」など、同社の商品開発5カ条も紹介していた。
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シンガー・コンポーザー/クリエイターITSUKA氏
ITSUKA氏は、実際にAR-96を操作しながら製品紹介を行った。「これから私のライブではARQを相方にし、ビートとか簡単なコードを出して私は生楽器を弾きながら歌う、というコラボを考えています。今後ARQのおもしろい使い方があれば皆でシェアしていき、ARQを有名にしていきたいと思っています」とコメントしていた。また、ITUSKA氏はAR-96のチュートリアルビデオの制作も行っており、現在基本操作編まで公開している。今後応用編も同社Webサイトで公開していく予定だ。
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DJ ARQ MAN
DJ活動だけでなく、様々なアーティストのレコーディング、ラジオパーソナリティーなどを務める“DJ ARQ MAN”によるエフェクトやリバーブなどの機能紹介や、DJ機材とARQを組み合わせたデモンストレーションなどが行われた。
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着脱式のリング型コントローラーによりDJブースから離れたパフォーマンスも行える。DJ ARQ MANは「ライブで魔法使いのようなパフォーマンスができます」とコメントしていた
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ARQ開発プロジェクトマネージャー工藤俊介氏
また、ARQ開発プロジェクトマネージャー工藤氏によると、ある日工藤氏が車を運転していた時、信号待ちで音楽に合わせてハンドルを指でタップしたところ、ハンドルの形がフィットすることに気が付き、ハンドルのような楽器はどうだろ?と思ったのがARQの着想きっかけだったという。
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工藤氏:このハンドル型はとても合理的で、従来のステップシーケンサーだと左から右へ流れていきまた戻ってきて左から右へという感じでしたが、ARQはループ状にすることによって音と視覚が見事にマッチしているのでわかりやすく、非常に優れたシーケンサーの形になるのではないかと思いました。また、オーディエンスに対しても“見せるパフォーマンス”がグリップ型にすることで可能となりました。今までのシーケンサーやラップトップのタップではできなかったようなパフォーマンスも可能です。
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