Avidは、Adobe Premiere Pro CC向けの「MediaCentral | UX Connector」を発表した。このコネクタにより、Adobe Premiere Pro CCユーザーは、Avid MediaCentral Platform上のAvid制作環境へ接続することが可能となった。
同Avid MediaCentral | UX Connectorを使用することにより、Adobe Premiere Pro CCユーザーインターフェース内にMediaCentral | UXユーザーインターフェースが表示され、MediaCentral | UXユーザーインターフェースからInterplay | Production、Interplay | MAMおよびiNEWSなどのAvidワークフロー・ソリューションに接続することが可能。同MediaCentral | UX Connectorにより、Adobe Premiere Pro CCユーザーは下記のことが可能となる。
(以下、プレスリリースより引用)
■AvidアセットをAdobe Premiere Proプロジェクトでの編集用に登録:
- Adobe Premiere Pro対応フォーマットでマスタークリップをチェックアウト(登録)
- Premiere Pro編集用のシンプルなシーケンスをチェックアウト(登録)
- レンダリングしたシーケンスをAvidへ戻す
- Adobe非対応のAvidメディアについては、オプションのMXF OP-1aおよびシンプルなXMLショットリストへの変換でアクセス可能
■Media | Index 経由で、メディアアセットを検索
■MediaCentral | UXの他のユーザーとチャット
■データベース階層内をナビゲーション
■メタデータを閲覧、追加、修正
Avidのバイスプレジデント兼マーケット・ソリューションズ部門のアラン・ホフ氏は次のようにコメントしている。
ホフ氏:使用するツールに関係なく統合された協調ワークフローをメディア制作のプロフェッショナルへ提供するという弊社の約束を、このオープンなMediaCentral Platformが実践します。Adobe Premiere Pro CC向けAvid MediaCentral | UX Connectorを通じて、Avidメディア・マネジメント・システムの高い柔軟性、効率性、コラボレーション能力をAdobe Premiere Pro CCユーザーにご提供します。
Adobe社プロフェッショナル・ビデオ部門のパートナーリレーションズの部長であるスー・スキッドモア氏は次のようにコメントしている。
スキッドモア氏:Adobeユーザーにとって、オープンで互いに繋がるシステムは長年の目標でした。この統合により、クリエイティブ制作に関わるユーザーにより最適な経験を提供することができるようになります。Adobe Premiere Pro CC向けAvid MediaCentral | UX Connectorは、異なるベンダーのソリューションを統合することで、無駄な時間を省きリソースの有効活用を可能にします。つまり、メディア制作プロフェッショナルは、クリエイティブな作業に集中できる環境でコンテンツ制作に打ち込むことが可能になるのです。