OBSより引用

リオオリンピックではOBSが360°全方位カメラを使って撮影する映像を、オリンピック公式放送権を持つ放送事業者がライブおよびVODで配信している。OBSの予定では、開会式・閉会式、そしてビーチバレーボール、柔道やフェンシングなど、選択した競技の360°映像を合計85時間分、制作していく。国によって、ライブ配信を提供せずにハイライトをオンデマンドで提供するだけの場合もある。

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OBSでは、リオオリンピック前にリレハンメル2016ユースオリンピックで実証実験を行っている。この際、NextVRのカメラを採用していたが、今回のイベントではカスタマイズした球体の全方位カメラを用意している

BBCでは、イベントに合わせBBC Sport360という360度ビューイングアプリをリリースした。iOSおよびAndroid OSアプリの開発元はデジタルドメイン。開会式・閉会式から体操、ボクシングなど選ばれた競技がPCのテストサイトおよびモバイルアプリを通して360°全方位でライブ視聴できる。モバイルデバイスにSamsung Gear VRまたはGoogle Cardboardといったヘッドセットマウントを装着してVR体験へと拡張できる。

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アプリでは、ダウンロードしてから視聴できるコンテンツも揃う

米NBCの場合は、既存のNBC Sports appを使い、Samsung GearVR対応のサムスンGaraxyシリーズデバイスとSamsung GearVRヘッドマウントセットを合わせて視聴できる。ライブ配信は12日のフェンシング、19日と21日のバスケットボールの準決勝、決勝戦の3回で行われる。

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NHKでは特設サイトより、OBSから提供される全てをライブおよびオンデマンド(ハイライト)の両方で提供していく。NHKは今回、PCからの視聴のみ提供する。直近では、8月9日23時から3時間、「ボクシング男子スーパーヘビー級・ライト級・ミドル級」がライブ配信される。

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PC上で視聴するVRプレイヤーは、世界統一のプレイヤーを使用している

(山下香欧)