株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は、日本およびアジアのVR市場拡大を目指し、米Little Star Media.incと業務提携した。今秋より国内で配信プラットフォーム「Littlstar Japan」をスタートさせる。
Little Star Mediaは、世界最大級の360°パノラマ映像を実現するVR配信プラットフォーム「Littlstar」を提供するベンチャー企業で、ソニーの「PlayStation VR」のローンチパートナーでもある。昨年、ディズニーのスタートアップ支援プログラムに参加し、12万ドルの投資を受けている。最近では、サウンド効果にDolby Atmos環境に対応するよう、同社アプリを9月にアップグレードすることを発表している。
Littlstar Japanでは、Little Star MediaがLittlstarの技術およびサービスプラットフォームを提供し、SMEがコンテンツマネジメントを担当するという。9月には、iOSおよびAndroid OSスマートフォン向け日本版アプリの提供が開始される。その後、PC、Gear VR、Oculus Rift、HTC Vive、Apple TVやSony BraviaといったスマートTV等の各種デバイス対応のサービスを順次に展開していくとしている。
(山下香欧)