Blackmagic Designの発表によると、マウンテンデューの新CM「Capture the Flag(旗取りゲーム)」の撮影において、同CMセカンドユニット撮影監督のケイシー・ウィルソン氏がBlackmagic Micro Cinema Cameraを使用したという。

同CMは、プロのレーシングドライバーであるチェイス・エリオット氏がオフロードを駆け巡る姿を撮影しており、アクションシーンやPOV、クローズアップにBlackmagic Micro Cinema Camerが複数使用されている。プロダクション専門会社Moniker Mediaのネイト・バリ氏がディレクターを担当し、エリオット氏が考案して作成されたコースで、旗取りゲームの迫力を伝えるため、型破りなショットを採用しているという。

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同CMの撮影は、ユタ州セビア砂漠のリトルサハラ砂丘で行われ、エリオット氏らが2チームに分かれてデューンバギーやダートバイクに乗り、旗を巡って小高い砂丘を全力疾走する様子がカメラに収められた。必要なショットを撮影するために多様なMFTレンズを使い、ウィルソン氏と撮影チームはBlackmagic Micro Cinema Cameraを様々なリグにマウントし、ドライバーのヘルメットやデューンバギー、ダートバイクなどに取り付けた。巨大な砂丘からデューンバギーがジャンプする姿は、バギーの外側にアームを取り付けて撮影を行った。

ウィルソン氏:Blackmagic Micro Cinema Cameraの画質には非常に満足しています。コンパクトで、RAWでの撮影が可能でMFTマウント仕様なので多様な高品質レンズに交換できるBlackmagic Micro Cinema Cameraを選びました。テストで、RAWで撮影したフッテージを4Kに変換したのですが、他の部分のフッテージとの継ぎ目を感じさせず、またダイナミックレンジは素晴らしく、このクラスのカメラでは最も優れた画質を実現したカメラだと思います。

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また、各ショットの照明状況をコントロールできない環境だったため、ポストでルックを調整する必要があることを承知で撮影に臨んだという。

ウィルソン氏:13ストップのダイナミックレンジに対応していることが、今回Blackmagic Micro Cinema Cameraを選んだ大きな要因です。ポスプロで使うための十分なラティチュードが得られました。H.264などと比較してRAWで撮影ができるというのは、高品質のイメージでポスプロ作業が行えるという点で、今回のプロジェクトでは優位に働きました。