米Googleは、5日に実施した新製品発表会にてVRヘッドセット(HMD)「Daydream View」を発表した。同VRヘッドセットは5月に開催された恒例の開発者向けのカンファレンスGoogle I/Oにて、VR向けのプラットフォーム「Daydream」の一環で紹介されたGoogleオリジナルのVR用ヘッドセットツールである。

Daydream Viewは、Googleの新スマートフォン「Pixel」を含めて、同社のVR規格をDaydream対応スマートフォンと連動させて使用していく。

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新製品発表イベントでは利用可能コンテンツとして、Googleフォト、Googleストリートビュー、YouTubeの360°動画、Google Play Moviesや、VR映画、VRゲームなどを紹介していた。これらのコンテンツは、Daydreamランディングページより様々なコンテンツアプリを選択可能になると思われる。

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スマートフォンを前後に挟んで止める仕様になっている

スタイルから入るような布素材で包まれたHMDで、内装はマイクロファイバーを使用し、装着感が良く、日常で使えるデザインを図った。また重さも、他社製品に比べて約30%軽量とのこと。メガネをかけたままでも快適に使用できる設計になっている。付属する専用コントローラーはモーションセンサーを内蔵し、ゲームコントローラーとして視聴するコンテンツと連動利用が可能。

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価格は79ドルで、米国では11月中に発売を予定している(プリオーダーは10月20日より)。現在、同時期発売予定のスマートフォンPixelの国内発売日程が決まっていないこともあり、Daydream Viewの発売も未定となっている。

(山下香欧)