エレメンタルテクノロジーズは、「Inter BEE 2016」に、アマゾン ウェブ サービス ジャパン社と協調した隣接ブースで出展する(ホール7/No.7307)。
今では映像業界でも認知され始めた「ソフトウェア定義(Software Defined)」によるビデオソリューション(SVD)で、オンプレミスとクラウドでの映像制作から配信までのフローと収益化を紹介する。クラウドでのライブ配信とコンテンツ配信フローは、デマンドによって動的にスケールアップするインフラストラクチャで、新しいビデオサービスを直ぐに展開する場合に役立つ。仮想化マシンや、要求に応じてダイナミックにスケールアップできるクラウドインフラストラクチャを活用することで、どのように事業者が迅速に新たなサービスを展開し、設備投資や運営経費を削減できるかをアピールする。
技術展示では、HDR対応4K-IP放送サービスに向け、HDR10およびHLG方式のHDRコンテンツを、HDR/HLG対応民生用ディスプレイにて再現する。国内で新しく紹介するリニア放送チャンネルへの提案では、ビデオテック社製オートメーションと「Elemental Live」の連携による、ベースバンド入力とファイルベース入力間のシームレスな切り替えや、フルフレームのHDおよび4K UHDモーショングラフィックスをオーバーレイして出力する、チャンネルプレイアウトのフロー、そしてIPプロダクションにつながるマルチスクリーン配信技術として、SMPTE2022-5準拠のSDI over IP対応のライブエンコードシステムの動態展示をする。
6月に開催された「カンテレ テクニカルフェア 2016」より
さらに、エレメンタル社のパートナーの1社である、シーティーシー・エスピー株式会社の展示ブース(ホール7/No.7001)では、関西テレビ放送の協力のもと、4K対応ライブエンコーダ「Elemental Live」を利用し、ハイブリッドキャストを活用したテレビ向け4K MPEG-DASH動画配信の実演が行われる。今までの検証ベースで行われているMPEG-DASH方式を使った4K VODだけでなく、ベースバンド信号からのライブ4K動画も合わせて配信する実演になる。
(ザッカメッカ)