株式会社朋栄は、従来のマルチビューワMV-4200シリーズに12G-SDI対応モデルと3Uモデル「MV-4300」「MV-4310」「MV-4320」を追加した「MV-4000」シリーズを2017年2月に発売する。希望小売価格は以下の通り。
- MV-4300:税抜210万円
- MV-4310:税抜210万円
- MV-4320:税抜230万円
- MV-4220:税抜220万円
MV-4000シリーズは12G/3G/HD/SD-SDI、アナログコンポジット、HDMI、DVI、RGBHV信号の混在入力に対応したマルチビューワ。最大68入力・最大8出力のモニタリングが可能(12G-SDIでは2Uモデルで最大12入力2出力、3Uモデルで最大17入力2出力)となっている。3Uモデルでは、入力スロットを消費せずにMV-4200IF(GPIO)オプションを追加可能。
さらにオプションとして12G-SDI入力に対応するMV-4220SDIも同時発売され(希望小売価格:税抜120万円)、12G-SDI未搭載のモデルにおいて12G-SDIでの4K入力に対応可能。MV-4220SDIを使用することでSQD(Square Division)方式のQuad Link 3G-SDI入力だけでなく、2SI(2 Sample Interleave)方式のQuad Link 3G-SDI入力も可能となる。
そのほかオプションとして、3G/HD/SD-SDI/アナログコンポジット入力オプション(MV-4200SDI)、HDMI/DVI/RGBHV入力オプション(MV-4200PCI)、GPIO/RS-232C/422/485/アナログオーディオ入力/AES入力/REF入力オプション(MV-4200IF)が使用可能。
また、SDI入力のアンシラリタイムコード(ATC)表示機能が追加されたほか、SDI、HDMI入力のエンベデッドオーディオに対応している。アナログ/デジタル時計、カウントアップ/ダウンや残り時間、スケジュールなどのタイマー表示、各入力映像のセーフティエリア表示と、各入力映像を最大2行、各16文字までタイトル表示(漢字、カナ、英数字、記号)がそれぞれ可能となった。LANインターフェースにより、Webブラウザや専用GUIによるリモート制御やレイアウトの動画監視が可能。さらに専用GUIでは録画保存も可能。
SNMPオプションでアラーム監視が行えるほか、電源2重化オプションに対応。3Uモデルでは、片方の電源故障時に、稼働したまま電源ユニットを交換が行えるホットスワップに対応。HVS-AUXシリーズにも対応する。
なお、MV-4000シリーズは2016年11月16日から18日の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2016」の同社ブース(ホール6/No.6515)にて初公開される。