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ブラックマジックデザイン株式会社は、2017年3月7日に新宿にある同社ショールームにて新製品発表会を開催した。同発表会では先日発表となった新製品の紹介と実機展示が行われた。
URSA Mini Pro 4.6K
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URSA Mini Proは、4.6Kのカスタム・イメージセンサーを搭載し、15ストップのダイナミックレンジで4608×2592ピクセルまでの撮影が可能。第3世代のBlackmagic DesignカラーサイエンスはRAWセンサーデータの処理に使用される。
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NDフィルターダイヤルを回すことでフィルターが所定の位置に移動。フィルター設定はND番号、ストップ・リダクション/フラクションのいずれかとしてLCDに表示される
IR補償に対応したNDフィルターを搭載。2、4、6ストップのフィルターは、カメラのカラリメトリにマッチするように設計。異なる組み合わせのアパーチャーとシャッターアングルを使用することで、様々な状況で浅い被写界深度や特定レベルのモーションブラーを実現。IRフィルターは遠赤色および赤外波長を均等に相殺することで、IR汚染を除去する。
URSA Mini Proは交換可能なレンズマウントを搭載しており、EFマウントを標準装備。その他にもEF/PL/B4レンズマウントが装着可能だ。URSA Mini Proは標準の12ピンHiroseレンズコントロール端子も搭載している。
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各メディアタイプがデュアルスロットに対応。本体上部には電源ON/OFFのボタンも搭載された
デュアルC-Fast 2.0レコーダーおよびデュアルSD/UHS-II カードレコーダーに対応しており、C-Fastカードはフル解像度のRAW収録に、UHS-II SDカードはProRes Ultra HDファイルやRAW HDファイルの収録に適しているという。
DaVinci Resolve Micro Panel/Mini Panel
DaVinci Resolve Micro Panel/Mini Panelは、編集/カラーコレクション用ソフトウェアDaVinci Resolve用の持ち運びが可能なハードウェアパネル。以前よりユーザーから従来のAdvanced Panelよりも低価格で小型のパネルが欲しいと要望があり、今回ついに実現したという。
■DaVinci Resolve Micro Panel
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DaVinci Resolve Micro Panel
DaVinci Resolve Micro Panelは、可変的なコントロールが可能な3つのトラックボール、プライマリーカラーコレクションを実現する12個のコントロールノブ、18個のナビゲーション/トランスポート専用キーなどを搭載している。
■DaVinci Resolve Mini Panel
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DaVinci Resolve Mini Panel
DaVinci Resolve Mini Panelは、可変的なコントロールが可能な3つのトラックボール、プライマリーカラーコレクション・ツール専用の12個のコントロールノブ、18個のナビゲーション/トランスポート専用キー、パネル上部の2面の5インチスクリーン、8個のソフトツマミ、8個のソフトボタンに加えてツールセットの切り替え、ノードを使用した作業、スチルの呼び出し、タイムラインのナビゲーションのための専用キーなどを搭載。
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明るいフルカラーのディスプレイでは、ソフトツマミとソフトキーのメニューを表示し、リアルタイムでノブ調節の視覚的なフィードバックが得られる
両機種ともにUSB-Cに対応。USB 3.0接続端子搭載のPC用にUSB 3-USB-C変換ケーブルが同梱されている。DaVinci Resolve Micro PanelはUSB給電に対応しており、外出先でラップトップから直接給電が行え、オンセットでのグレーディングが行える。DaVinci Resolve Mini Panelは、AC電源および放送用の4ピンXLR 12V DC電源接続を搭載。
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USB-Cに対応。PCと接続するだけで電源が入る仕様
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DaVinci Resolve Mini PanelおよびMicro Panelには専用のプライマリーカラーコレクションのコントロールノブを12個搭載。全てのノブは押すとコントロールをリセットできるようになっている
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