Blackmagic Designは、URSA Mini Pro搭載のBluetoothを使ったリモートコントロールを構築可能なオープンプロトコルを発表した。同プロトコルはNAB2017で展示され、APIおよびサンプルコードは2017年6月に無償でリリースされる予定。
URSA Mini Proは最大9メートル離れた場所からコマンドの送受信が可能なBluetoothを内蔵していたが、これまで有効化されていなかった。同社は、Bluetoothのオープンプロトコルを開発し、デベロッパーAPIとサンプルコードを公開予定。ユーザーは独自のカメラコントロールを構築可能となる。
iPadのデモアプリとサンプルコードは、URSA Mini Proの使用を希望するユーザーに提供される予定。iPadアプリでは、デジタルスレートのアプリケーションが構築でき、撮影中にオンセットの複数のカメラにシーン、ショット、テイクなどの情報だけでなく、台本の全セリフでさえメタデータとして送信できる。デモのアプリでは、フレームレート、フォーマット、シャッターアングルなどのリモートコントロールで使われることの多いカメラ設定を使用できる。
Blackmagic DesignのCEOグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:URSA Mini Proは大変ご好評いただいています。特に、放送機能、コントロール、内蔵のNDフィルター、交換可能なレンズマウントに関して高い評価をいただいています。ユーザーの皆様が、新たにサポートされたBluetoothを使ったリモートコントロールを完全に独自で構築できるツールを手にすることで、その可能性は無限大に広がると考えています。