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小米の関連企業でもある、米YI Technologyは、Google Jumpソフトウェアフレームワークを組み込んだVRカメラ「YI HALO」をNAB2017にて発表した。YIブーススタッフによると価格は17,000米ドルで、発売は今夏を予定している。
YI HALOは、12MPソニーCMOSイメージセンサーIMX377および155°F2.8の広角レンズを持つカメラユニット17台を、独自のカメラリグに搭載する。
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筐体トップに1台、周りに16台という構成で、2.5K/29.97fps(JumpスティッチしたVR出力は、8192×8192/29.97fps)を出力、および5.8K×5.8K/60fpsステレオスコピックも可能。またタイムラプス収録(2.5K/29.97fps~1440p/59.94fps)も行える。本体自身でJumpスティッチ機能を有するほか、ビデオフォーマットはH.264/mp4でJumpメタデータに対応。映像記録媒体はSDメモリで最大64GBまで。展示会場ではYI HALOの筐体が展示されていたが、動体デモは行われていなかった。
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フル充電で約100分収録可能なバッテリーを搭載。ホットスワッパブルだという。ユニットのリモート制御が可能なAndroidのコンパニオンアプリも本体と同時にリリース予定。
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サイズ28.7cmX28.7cmX19.2cm、重さ7.7lb(バッテリ搭載時)で、防水防塵加工はされていない
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またYI HALOに続き、自動スティッチ機能を持つ、コンシューマーVRカメラYI360 VRも発表した。こちらも12MPソニーCMOSイメージセンサーIMX377を搭載し、視野角220°の魚眼レンズを裏表に持つことで、360°視野を確保する。30fpsで5.7K解像度の映像を収録、2.5Kのライブストリーミングが可能。発売時期は2017年6月で、価格は米国399ドル。
(ザッカメッカ)
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