※レンズは別売
株式会社JVCケンウッドは、JVCブランドより、業務用4Kプロジェクターの新商品としてD‐ILAプロジェクター「DLA-VS4500」を2017年6月上旬に発売する。希望小売価格はオープン。DLA-VS4500は受注生産商品のため、6月上旬に受注を開始し、9月上旬頃より順次発送予定。
DLA-VS4500は、0.69型4K「D-ILA」デバイスと、光源技術「BLU-Escent」(レーザー光源)を搭載し、家庭用4Kプロジェクター「DLA-Z1」をベースに開発。画素ピッチ3.8µmを実現した0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスを搭載。フルハイビジョンの4倍を超える約880万画素(水平4096×垂直2160画素)を実現。垂直配向技術や平坦化技術により、光の散乱や回析などの異常光を抑えている。光源にはブルーレーザーダイオードを採用した同社独自のレーザー光源技術「BLU-Escent」を採用。3,000lmの高輝度と約20,000時間の長寿命を両立するとしている。蛍光体を固定式とし、無機蛍光材料を使用することで経年劣化を抑えている。
プロジェクター内部に設けた専用センサーにより光源の明るさを一定に保つ、輝度一定モードを搭載。調光は明るさを25%から100%までの間において、125段階で細かく調整可能。輝度一定モードと組み合わせて一定の明るさを保った視聴ができるだけでなく、複数画面のマルチプロジェクション利用時にはプロジェクターの明るさの個体差を正確に調整可能だとしている。
「D-ILA」デバイスと光学エンジンを組み合わせ、さらにレーザー出力をダイナミックに制御することで∞:1の高いコントラストを実現。引き締まった黒により、星空や夜景などをリアルに再現する。また、レーザー光源と新カラーフィルターを採用した光学エンジンによりBT.709カバー率100%の広色域を実現。
レーザー光源の採用によりプロジェクターの姿勢を選ばず設置が可能。天井や床への投写や、プロジェクターを縦向きに設置するポートレートモード(縦長の映像表示)にも対応。4K映像は120Hz入力に対応。その他にも、2台以上の複数画面表示時に最適な各種画像処理を適応するマルチプロジェクション機能を搭載している。