パナソニック株式会社は、同社のデジタル一眼カメラ「LUMIX DC-GH5」に、「LUMIX Tether」や、「4:2:2 10bit ALL-I記録」「4K HDR動画撮影」などの機能に対応するファームウェアバージョン2.0のダウンロードサービスを2017年9月下旬より同社Webサイトにて公開する。

■PCからカメラの制御制御が可能になる「LUMIX Tether」

「LUMIX Tether」は、PCとカメラをUSB接続する新たに対応するカメラ制御PCソフト。シャッターレリーズのほか、絞り、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、フラッシュなどの各設定をPC上で行えるようになり、スタジオなど撮影現場でのワークフローをサポートする。

■1フレーム単位で圧縮する「4:2:2 10bit ALL-I記録」に対応

「4:2:2 10bit ALL-I記録」は、1フレーム単位で圧縮するイントラフレーム方式と呼ばれる記録モード。特に4K記録時には最大約400Mbpsの高ビットレート記録を実現する。

▶︎ALL-I動画記録モード表

■明るい部分の階調も肉眼に近い状態で再現する「4K HDR動画記録に対応」に対応

HDR(High Dynamic Range)動画記録は、暗部の階調を表現しながら明るい部分の階調も再現できる技術。これまでのSDR(Standard Dynamic Range)動画では再現できなかった太陽や空、光線の反射などの被写体でも、黒潰れと白飛びを抑えた肉眼に近い階調の映像を記録することが可能になる。

▶︎4K HDR対応フォーマット一覧

このほかにも、有効画素数約18メガの4:3画角で動画撮影できる「高解像アナモフィックモード」を追加。従来のアナモフィックモードよりもさらに高精細なシネマスコープサイズの映像の記録に対応。また、アナモフィックレンズを使用した撮影中にシネマスコープサイズ相当に引き伸ばした状態を画面上で確認できる「アナモフィックデスクイーズ表示」機能を追加した。

▶︎アナモフィック動画記録モード表