Blackmagic Designは、編集/カラーコレクション/デジタルオーディオ・オーディオ・ポストプロダクションの3本を包括した「DaVinici Resolve 14」を出荷開始した。DaVinci ResolveおよびDaVinci Resolve Studioのユーザーは、
DaVinici Resolve 14は、Fairlightオーディオによるオーディオ・ポストプロダクション・スイートを搭載し、複数のユーザーが複数のシステムで同一プロジェクトを編集、カラー、オーディオミックスなどを同時に実行可能なコラボレーション・ツールに対応。1つのソフトウェアに編集、カラーコレクション、Fairlightオーディオの3つのアプリケーションを包括している。
これまでの最高10倍速のパフォーマンスを実現する再生エンジンを搭載。CPU/GPUの最適化に加え、スレッドとGPUパイプラインの改善、低遅延、スピーディなUIリフレッシュレート、Apple Metalのサポートなどにも対応しており、速度と応答性が向上しているという。何千ものクリップを含む長尺タイムラインも編集可能で、スクラブや再生には即座に反応し、H.264などプロセッサーの負荷が高いフォーマットのために搭載されたアクセラレーションにより、4K素材でもラップトップでリアルタイムで編集できる。
編集、カラーコレクション、オーディオのページはワンクリックで切り替え可能。複数のユーザーを抱えるスタジオ向けに、ビンやタイムラインのロック機能、チャット機能、変更の受け入れおよび統合用のグラフィックタイムライン比較ツールを搭載し、ポストプロダクションのワークフローがリニアからパラレルに変化し、プロジェクトの読み込み、書き出し、変換、コンフォームなどを行う必要がなくなった。
また、共同作業が行えるマルチユーザーツール、顔補正の新ツールを含む20種類以上のResolve FX、4Kおよび120fpsのプロジェクトのサポート、ステレオスコピック3D、オプティカル・クオリティのブラー/ミストエフェクト、フィルムグレイン、ノイズ除去ツールなどを搭載している。
Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
ペティ氏:DaVinc Resolve 14のパブリックベータは、同ソフトウェア史上最も多くダウンロードされています。DaVinci Resolve 14は重要なメジャーアップデートです。シングルユーザーから大規模なスタジオまで、すべてのユーザーの皆様は、編集、グレーディング、オーディオ間をシームレスに行き来できるようになります。つまり、プロジェクトの変換や、複数のアプリケーション間の切り替えにかかる時間を削減でき、クリエイティブな作業により多くの時間を使えるようになります!