NewTekは、TriCaster TC1およびNewTek IPシリーズの4K UHD IPワークフローを拡張するリアルタイム3Dグラフィックスサーバ「NVG1」を発表した。
NVG1は、NewTek 1RUサーバプラットフォームと、NDI IPビデオ接続、Vizrt社(以下:Vizrt)のViz Trio/Viz Engineソフトウェアを組み合わせたリアルタイムグラフィックスサーバ。NewTekのエンドツーエンドIPネイティブビデオワークフローの一環として、ライブグラフィックスを提供する。
NVG1は1RUサイズで、NewTek IPシリーズやTriCaster TC1、NewTek Connectと親和性のあるフロントパネルのデザイン。同社のNDI IPビデオ規格を使用して既存のギガビット・ネットワークケーブル1本で、ビデオ、オーディオ、キー、コントロール、およびメタデータを双方向に転送し、グラフィック操作を合理化する。
シングルまたはデュアルチャンネルの構成で、最大2160p60の映像データの出力が可能。また同システムにはPolygon Labsのニュースや、スポーツ用のカスタマイズ可能なグラフィックスパッケージが付属されている。また、カスタマイズしたグラフィックスパッケージはNewTekのプロフェッショナルサービスからも入手可能。Vizrt Americasの社長デビッド・ジョルバ氏は次のようにコメントしている。
ジョルバ氏:NVG1で提携したことは、今までの経緯から自然の流れによるものです。VizrtはNewTekのIPビデオインターフェイスを早くから取り入れており、NewTek社と素晴らしい関係を築いてきました。当社のコア市場が、IPネイティブと4K対応のNewTek IPシリーズとTriCaster TC1 の導入に集中し始めたことで、私達の戦略的提携は理にかなっていたことが実証されました。Vizrtという業界をリードするリアルタイム3Dグラフィックスが、NewTekのプロダクションシステムの一部となれば、ユーザーは統一したブランドで完全なシステムを手に入れることができます。
なお、NVG1は、2017年9月15日~19日にオランダ・アムステルダムで開催されるIBC 2017の同社ブース(ブース番号:スタンド7.K11)にてNDIベースのIPプロダクションフローの一環として、NVG1のオンエア・グラフィックスを公開予定。