キヤノンは、同社のレンズ交換式カメラEOSシリーズの銀塩(フィルム)とデジタルの双方を合わせた累計生産数が、2017年9月20日に9,000万台を達成したことを発表した。また、EOSシリーズ用の交換レンズであるEFレンズは、10月12日に累計生産数1億3,000万本を達成した。

記念ロゴマーク

EOSシリーズは、完全電子マウント方式を採用した銀塩方式のAF一眼レフカメラとして、交換レンズのEFレンズとともに1987年3月に誕生。誕生30周年の節目となる今年、新たな累計生産数のマイルストーンを達成した。9,000万台目に生産したカメラは「EOS 5D Mark IV」、1億3,000万本目に生産したレンズは「EF16-35mm F2.8L III USM」だったという。

EOSシリーズは誕生以来、「快速・快適」をコンセプトに、そしてデジタルの時代に入ってからは「高画質」も加え、キーデバイスであるCMOSセンサー、映像エンジン、交換レンズをすべて独自開発している。EFレンズには、「USM(Ultrasonic Motor=超音波モーター)」や「IS(Image Stabilizer=手ブレ補正機構)」、「DO(Diffractive Optics=積層型回析光学素子)」などのさまざまな技術を搭載している。