株式会社Cerevoは、ワイヤレスと有線の両接続に対応したタリーランプシステム「FlexTally(フレックスタリー)」を2017年12月下旬に発売する。予約受付開始は11月30日。同社直販サイトの販売価格は税別49,900円。
FlexTallyは、スイッチャーに接続するステーション(親機)1台と、カメラに取り付けるランプ(子機)4台がセットになったタリーランプシステム。番組の収録やライブ配信の現場などで複数のカメラを使って撮影する場合、スイッチャーのスイッチング操作に合わせてFlexTallyのランプが自動的に点灯することで、出演者はどのカメラ映像が使われているのかを把握できるとしている。
スイッチャーはCerevoのライブ配信機能搭載スイッチャー「LiveWedge」のほかにも、Blackmagic DesignのATEMシリーズや、NewTekのTriCasterシリーズ、GPIO接続が可能なスイッチャーなど、他社製のスイッチャーにも対応する。LiveWedgeと組み合わせて利用する場合は特別な設定が不要で、ステーションをLiveWedgeと同一のLANに接続するだけで利用でき、ルータを介さずにLiveWedgeと直接接続することも可能だ。
ランプには6時間駆動が可能なバッテリーを内蔵。ステーションとランプの間は障害物や輻輳に強い315MHz帯(特定小電力無線)のワイヤレス通信が可能( 国内版の仕様。海外版は433MHzの特定小電力無線を採用)。また、無線環境が不安定な環境でも安定した通信が行なえるよう、RS-485のシリアル通信による有線接続もサポートしている。
ランプ(子機)
ワイヤレス通信は数十mの距離での通信が可能なほか、有線の場合は数百mの長距離でも敷設が可能。有線接続時は端子台を介することでデイジーチェーン接続にも対応しており、配線をシンプルに保つことができるという。
ステーション(親機)
ランプは1台のステーションに対して16台まで追加可能。ステーション、ランプ共に本体に搭載された設定スイッチを操作することで設定の変更やIDの割り振りが可能なため、撮影現場でランプの接続数や接続形態を変更できる。