AJA Video Systems社は、同社のコンバーター兼フレームシンクロナイザー「FS-HDR」の機能拡張ファームウェアv2.5を発表した。v2.5ファームウェアは2018年6月に無償で提供開始予定。
FS-HDR は、リアルタイムにハイダイナミックレンジ(HDR)と広色域(WCG)ビデオの変換処理をColorfront Engineで行う、コンバーター兼フレームシンクロナイザー。同アップデートにより、Colorfront Engine変換アルゴリズムが強化され、HDRテレビで慣例的に使用されているITU BT.2408-0に対応。また、FS-HDRはSDR/HDRを個別に制御で可能な4K/UltraHDと2K/HD同時出力モードに対応した。
新たにBBCのハイブリッドログガンマ(HLG)ルックアップテーブル(LUT)が統合され、ベーシックな数学的HDR変換を提供するとしている。HDMIモニター出力ではインフォフレームが生成されるため、HDR対応ディスプレイを使用したモニタリングソリューションになるとしている。また、新たに規格化された HDRテストパターンも統合されており、Tangent Element Kbパネルによるリモートパラメーター制御にも対応し、リアルタイムでFS-HDRの主要な変換パラメーターを調整できるようになった。