ケルンメッセは6月27日、毎年開催や2019年以降は5月開催に新しく変わるphotokinaのハイライトを紹介する説明会を開催した。

Koelnmesse GmbH COOのカタリーナ・クリスティーネ・ハマ氏は、開催期日や開催間隔の刷新に至った経緯を紹介。生活や消費、コミュニケーション、ビジネスが急速に変化するメガトレンドに直面していることや、スマートフォンなど従来のイメージング業界以外から出てきた企業と競争しなければいけないこと、AIやミクストリアリティなどのイノベーションサイクルが加速していることを紹介し、photokinaが毎年開催になることで優位性を確立できることを挙げた。

展示製品は、スマートフォンなどのモバイル分野や動画関連を取り込む。photokinaが5月開催に変更となり、9月のIBCに出展していた動画メーカーはphotokinaに出展しやすくなるという。リアリティや3D/CGI、AI、360°撮影などのデジタル技術にもフォーカスする「DIGILITY」が同じ週に同時開催されることも重要なテーマになるとも語った。

毎年開催に変更より、出展各社は2018年と2019年は準備時間や予算が問題となるが、すでに両年に出展を表明している企業も多く、2019年の出展スペースの半分は予約が入っているという。

2018年のphotokinaの開催概要は以下の通り。

  • 展示会名称:photokina-IMAGING UNLIMITED/フォトキナ2018
  • 主催:ケルン見本市会社/ドイツ写真工業会
  • 会期:2018年9月26日(水)~29日(土)
  • 開催時間:連日午前10時~午後6時
  • 会場:ドイツ連邦共和国 ケルン見本市会場(Koelnmesse)
  • 入場資格:業界関係者および一般ユーザー