Hive LightingのDirector/Business DevelopmentのDavid Callaghan氏

色相と彩度のコントロールが可能なLEDライト

Hive Lightingの「Wasp 100-C」は、光源をスマートフォンやタブレットから完全に制御できることで大変話題になったLEDライトだ。今年のNAB Show 2018ではその後継機種となるコンパクト軽量のLED「BEE 50-C」と、カラーLED「HORNET 200-C」を発表。海外では発売を開始しており、こちらも話題となっている。同社のDavid Callaghan氏が来日して実機デモの機会をいただいたので、その様子を紹介しよう。

光量をより強化したカラーLEDライト「HORNET 200-C」

コンパクト軽量なLED「BEE 50-C」

Wasp 100-Cで話題になった同社のLEDライトの最大の特長は、彩度、色相、調光、色温度を簡単に調節できるところだ。各設定は背面のパネルだけでなく、スマートフォンのリモート機能を利用してコントロールできる。HORNET 200-CやBEE 50-Cでもこちらの機能は健在だ。

色変更ができるメリットを挙げるならば、ヘアライトのアクセントだろう。キーライトはほぼ色をいじらないで使うことが多いと思うが、ヘラライトには色を付けて使うことなどが考えられる。また、背景に色を付けたいという場合にも使えそうだ。これ1台で、キーライトにもアクセントをつけるライトの両方にも使えるというのは便利だ。

また、50-Cと200-Cの違いは、アウトプットの大きさだ。従来機種の100-Cと200-Cでは4倍光量が違う。特に50-Cはサイズが特に小型な本体を実現。できるだけ機材を最小限に抑えたい。かつ、シネマトグラファーでも所有できるライトといっていいだろう。

紫に設定して投影をしたところ

青に設定して投影したところ

豊富なアクセサリーとProfotoアクセサリーの互換性を実現

HiveのLEDライトは、リフレクターの種類が充実している。PARリフレクターやスーパースポットリフレクター、調整可能なフレネルなどをラインナップ。また、Profotoアクセサリーに適合するように直径100mmに設計されており、Profoto、Chimera、Elinchrom、Westcottなど数多くの既存の互換性のあるフォトアクセサリーとの互換性を実現している。

HiveのLEDライトを一台だけならばメリットは少ないが、HiveのLEDライトを二台、三台運用している場合はアクセサリーを共有できるので、運用面やコストの面もカットできるだろう。

左下はスーパースポットリフレクター、右下はフレネル、中央上はPARリフレクター

特殊なアダプタープレートを使用することでETCのMini LekoアタッチメントがすべてのCシリーズライトに対応。これにより、精密なスポットライトが可能になる。

Profotoのライトシェーピングツールとの互換性を実現

1台でいろんな用途に対応できる

Hive Lightingの製品は、ケンコープロフェショナルイメージングで取り扱いが行われている。最後に日本のクリエイターにアピールをして頂いた。

Hiveのライトは、写真、映画など様々な分野でご利用いただけます。アクセサリーも非常に豊富なので、1つでいろんな用途があるというのが特長です。

日本のユーザーさんたちは、世界に比べても非常にライトに気を使われる方が多いです。他の国では、こだわりはカメラやレンズなどで止まってしまいますが、日本のクリエイターは照明まで細かく気を使う人が多いです。Hiveの製品が将来に渡って長く使っていただけるマーケットではないかと感じております