株式会社朋栄は、朋栄エレテックス製の映像音声遅延分配装置「EDA-1000」「EDA-2000」を2018年9月中旬(EDA-2000)、2018年9月下旬(EDA-1000)に発売する。希望小売価格はEDA-1000が税別95万円~、EDA-2000が税別115万円~。

EDA-1000/EDA-2000は、3G/HD/SD-SDIに対応した映像音声遅延分配装置。EDA-1000は1Uハーフラックサイズ、EDA-2000は1Uラックマウントの筐体を持ち、映像、音声、VANCデータを同時に、あるいは個別に遅延させることが可能。いずれも4系統の入力端子を持ち、それぞれ独立した遅延時間を設定できるほか、Quad link 3G-SDIを使用した4K映像1系統の入力にも対応。遅延時間は、HD-SDIにて1系統入力時に、標準で最大40秒まで設定でき、遅延時間増設オプションEDA-20EX搭載時には最大80秒まで設定可能。

映像ディストリビューター機能も内蔵しており、3G/HD/SD-SDIにて1系統入力時に、EDA-1000で4分配出力、EDA-2000は8分配出力が可能。信号同期は、入力ロックのほか、BBまたは3値シンクによるGenlock同期に対応している。

専用リモートコントロールユニットEDA-20RUやTelnetを使用した外部制御にも対応。さらにSNMP監視システムへの組み込みにも対応している。SNMPを使用したトラップ出力や状態取得、機器設定をすることが可能だ。EDA-2000はリダンダント電源も搭載しており、各種システム内で安定した運用を可能にしている。

なお、EDA-2000は、オランダのRAIアムステルダムで2018年9月14日~5日間開催される欧州放送機器展「IBC 2018」の同社ブース(ホール2/A51)にて展示予定。