ニコンの子会社、ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ(ニコン FX フォーマット)ミラーレスカメラ対応の高性能標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」を 2019年4月より発売する。希望小売価格は、税別305,500円。
「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」は、FXフォーマットで広角24mmから中望遠70mmまでの使いやすい標準域の焦点距離範囲を、明るい開放F値2.8一定でカバーする標準ズームレンズ。特に高いレベルで光学性能を発揮する「S-Line」に属する。
有効画素数4575万画素の「ニコンZ 7」のような高い解像力をもつミラーレスカメラや、開放F値2.8ならではの大きく美しい自然なボケを実現。内径55㎜の大口径「Z マウント」とフランジバック16㎜の組み合わせにより、優れた光学性能と小型・軽量化の両立している。フォーカスブリージング時の画角変化の低減や静音化など、動画撮影時に効果的な性能も備えている。
AF駆動系には光学性能を高めるために、複数のフォーカス用レンズ群を複数のAFアクチュエーターで駆動させる「マルチフォーカス方式」を採用。フォーカス用レンズ群の位置を高精度に制御することができ、一般的に収差が発生しやすいとされる近距離の被写体の撮影時も、収差の少ない高い解像力が得られる。
EDレンズ2枚、非球面レンズ4枚を採用した光学系には、従来の「ナノクリスタルコート」に加え、新開発の反射防止コーティング「アルネオコート」を採用。「アルネオコート」はレンズ面に対して垂直に入射する光に対して高い効果を発揮し、「ナノクリスタルコート」と併用することで、可視光全域で安定した超低反射率を実現。入射光に起因するゴースト、フレアの低減に大きな威力を発揮し、光源が画面内にある場合でも抜けの良いクリアーな画像が得られるように工夫されている。