リコーとリコーイメージングは、高画質とスナップシューティングに最適な小型軽量ボディを両立した、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR III」を2019年3月下旬に発売する。希望小売価格はオープン。市場想定価格は税込12万円台前半。

GR IIIは、高性能化と薄型化を両立した新開発の”GR LENS18.3mm F2.8″を搭載。従来と同じ28mm相当の画角(35ミリ判換算)と開放F2.8の明るさはそのままに、4群6枚の薄型光学系を採用。高屈折低分散ガラスや高精度ガラスモールド非球面レンズを最適配置することで、ディストーションや色収差を極限に近いレベルまで抑制している。

解像性能を優先したローパスフィルターレス仕様のAPS-CサイズCMOSイメージセンサーと新開発の画像処理エンジン”GR ENGINE 6″を搭載。有効画素数は約2424万画素と超高精細で、解像感と階調再現性に優れた高画質画像を実現し、より多階調な14bitRAW記録にも対応している。さらに、センサーからの画像情報を最適化する独自のアクセラレーターユニットを搭載し、最高ISO感度102400の優れた高感度性能を実現している。

AFには、合焦精度に優れるコントラストAFと、高速なAFを実現する像面位相差AFによるハイブリッド方式を搭載。それぞれのメリットを活かしたAF方式を選択することで、素早く快適なピント合わせを可能にしている。

カメラ本体に内蔵した当社独自の手ぶれ補正機構「SR」(Shake Reduction)により、撮影時の手ぶれを効果的に補正。角度(ヨー、ピッチ)ぶれと回転ぶれの3軸に対して4段分の高い補正効果を実現している。露光中にイメージセンサーユニットをサブピクセル精度の微小駆動をさせることで、光学ローパスフィルターと同様のモアレ軽減効果が得られる独自機能「ローパスセレクター」を採用。効果のオン/オフや強弱の選択ができ、被写体に合わせた最適な撮影設定が容易にできる。