Telestreamは、「Vantage Cloud Port」を発表した。Vantage Cloud Portは、クラウド、オンプレミス、あるいはその両方に導入できる、メディア処理ワークフローに対する新しいアプローチ。
費用の予測が可能なSaaS形式の価格設定のVantage Cloud Portは2019年4月に公開予定。2019年4月8日から11日(米国時間)に米国ラスベガスで開催されるNAB2019の同社ブース(ブースNo.SL3308)では、Vantage Media Processing Platformが、ハイブリッドクラウドベース構成を円滑に創る様子を紹介するとしている。
Vantage Cloud PortはVantageのプロセッシングアクションをクラウドで継ぎ目なく利用可能。プロセッシングアクションは、オンプレミスのサービスと同一の動きをするようにコンテナ化されたマイクロサービスとして使用される。これらのモジュラーは構成ブロックとして用意されており、機能拡張の場合でも新規導入の場合でも最適な構成が行なえるとしている。既存あるいは新規導入したVantageとクラウド間で、特定の処理を継ぎ目なく転送可能。
既にVantageを使用している場合でもクラウド対応のアクションの恩恵が受けられるとしている。Vantageのロジックの大部分は、メディアの置かれた領域がオンプレミスであってもクラウドであっても動作するように構成されている。Vantage上にVantage Cloud Portを構築すると、ワークフローが動作していない限りは、いつでもワークフローの修正が行える。既にVantageを使用しているユーザーは、Vantage Cloud Portを活用してオンプレミス処理を拡大できる。
Vantage Cloud Portは、100%経常費として予測可能なSaaSとして価格が設定されている。Telestream Cloud上で実行でき、簡潔さが特徴だという。出力したコンテンツの時間に応じて使用料金が決定される。単一ベンダー、マルチクラウドSaaSモデルのため、処理、計算、管理にかかる費用の支払いをひとつに纏められる。処理を行うリソースは、メディアをホストするどのクラウドプロバイダーでも構成可能。