AJA Video Systems社は、H.264配信、収録、エンコーディングデバイスのHELOのv4.0ファームウェアを発表した。HELO v4.0は、2019年5月に無償で提供予定。
HELO v4.0には、ストリーミングサービスのカスタマイズ機能が追加され、ライブ配信ワークフローのモニタリングと制御機能が改善された。新機能AV Muteにより視聴経験をパーソナライズ(情報を最適化)できるようになる。任意の静止画像を供給し配信することで、オーディオやビデオストリームがミュート状態になり、配信者自身のサービスをブランディングすることが可能。ユーザーが指定した静止画像は、ビデオフィードの準備ができるまで配信用に使用できるため、生放送の準備中や何らかの技術的な問題が発生した際にも利用可能だとしている。
新機能Event Loggingによりエンコード状況が監視できるようになるため、サービス接続上の問題の発見と解決に役立つという。また、今回のリリースでは日本語や韓国語のユーザーインターフェイスも追加された。HELO v4.0の主要な機能は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- AV Mute:視聴者へのストリーミング続けながらウェブUI上で切り替え、配信中のビデオとオーディオをミュート可能。オーディオとビデオがミュート状態の場合は、ビデオ入力の代わりにカスタマイズ可能な静止画をエンコードして配信。
- Event Logging:ウェブブラウザの分割ウィンドウ内のウェブUI上にHELOの全動作が分かるイベントログをエクスポート。または、より詳細な分析と問題への対処が可能な.TXTや.CSVファイルでエクスポート。
- 対応言語の拡大:HELOのウェブUIを日本語や韓国語で表示。