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写真はNAB2019のNewTekブース
NewTek社およびVizrt社は、IP上でのビデオ制作の高速化、効率化を実現する機能を搭載した「NDI 4」を発表した。NDIビデオチャンネルの無制限レコーディングとマルチカメラ編集での完全同期を実現し、ライブビデオ制作とポスプロの分野を融合するとしている。
NDI 4は、4K以上の高解像度を含むあらゆるビデオおよびオーディオフォーマットで、NDIビデオチャンネルを完全に同期をとりながら無制限にレコーディング可能な能力を提供する。NDIビデオソースは、再圧縮せずにレコーディングされ、チャンネル数に制限なくISOレコーディングする(ディスクやネットワーク性能による制限がある)。全てのフレームにタイムスタンプが付され、タイムベース補正されるレコーディングでは、数を問わず全てのマシンの全てのチャンネルが完全同期されるため、複数ソースからの同一イベントのビデオ編集が基本的に容易になるという。
また、NDIレコーディングは、アルファチャンネル、無制限のオーディオチャンネル、16bppソースを扱う作業を最高精度でフルサポート。無償のNDI SDKには、全てのレコーディングツールが含まれる。
ビットレートを上げることなくビデオ品質を向上し、16ビットのビデオパスやさらに多くの入出力カラーフォーマットのサポートなどを含み、様々な分野で効率性を大幅にアップするという。また、NDI 4は、ディスカバリー・サーバーの使用もサポートし、サーバーまたはクラウドを使って、全てのソースを調整および接続することが可能。NDI|HXもこのバージョンからNDIエンベデッドSDKに完全統合される。加えて、NDI 4ではEpic Gamesのアンリアルエンジンをサポートする事により、Unrealエンジンで作られたアプリをNDIソースに表示することが可能になる。
なお、NDI 4 SDKとNDI Toolsは、2019年第2四半期に無償ダウンロード開始予定。
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