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Visbitは、VRビデオをさまざまなビジネスや組織向けの販売および教育ツールに変換するSaaSプラットフォーム「Visbit VR Theatre」のメジャーアップグレードを発表した。
同アップグレードにより、Visbit VR Theatreの最大サポートビデオ解像度が8Kから12Kとなり、Viveportアプリにキオスクモードとシアターモードが追加され、Visbit VR Theatreのフル機能セットがHTC Vive Focus、Pico G2、Pico G2 4Kヘッドセットで使用できるようになった。
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12Kの解像度は11520×5670で、8Kまたは4Kの解像度と比較すると、32Mまたは8Mピクセルに対して12Kでは72Mピクセルとなる。視聴者の目には、視野がVRでは約100°しかないことを考慮すると、12KのVRビデオでは1眼あたり2.5~3Kの解像度が得られる。VRで真の網膜のような体験を実現するには、ビデオの解像度を少なくとも16Kにする必要があり、これはまだ数年先の話だとしている。
12KのサポートはVisbitのViveportアプリでのみ提供され、Vive FocusとPico G2またはG2 4Kのユーザーに提供される。同社の公式Webサイトで入手可能なVisbit VR Theatreの無料試用版で試すことも可能だ。Oculus Goに対する12Kのサポートも予定している。同社はOculus Questのサポートにも取り組んでいる。
また、12Kの再生だけでなく、ズーム機能にも対応。視聴者がコントローラーのトリガーを握っているとき、ズーム機能は視聴者の位置を被写体領域に近づけることができ、トリガーを放すとビューアは球の内側の通常の位置にズームアウトされる。
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その他にも、解像度のアップグレードに加えて、同社はViveportストアのVisbit Premium Playerにキオスクモードとシアターモードを追加し、これらの再生機能をVive FocusとPicoのユーザーが利用できるようになった。
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