株式会社ニコンは、同社のフルサイズミラーレスカメラ「Z 7」「Z 6」で撮影したN-Log映像に適用する「N-Log用3D LUT」を2019年8月27日に公開した。また、Z 7/Z 6のRAW動画出力をサポートするアップデート用ファームウェア公開と有償設定サービスを年内に開始予定。
N-Log用3D LUT(LUT:Look Up Table)を、Z 7/Z 6で撮影したN-Log映像のカラーグレーディング時に適用すると、RGB、明度、彩度、色相が、それぞれのプリセットデータに基づいて自動的に調整される。
10ビット記録に最適化したZ 7/Z 6のN-Log HDMI出力映像は、撮像素子のダイナミックレンジを最大限に活用しており、ハイライト部とシャドー部の豊かな階調で柔軟なカラーグレーディングが可能で、これにN-Log用3D LUTを適用することで、Rec.709の表示に対応したモニターで美しく見ることができる映像に仕上がるとしている。N-Log用3D LUTは同社のダウンロードセンターから無償でダウンロードできる。
また、年内に開始予定のRAW動画出力をサポートするファームウェアアップデートをZ 7/Z 6に実行し、有償にてサービスセンターで設定変更を行うとATOMOS社製の4K対応SSDレコーダーNinja VでProRes RAW形式で記録可能となる。