株式会社シグマは、Lマウントを採用したデジタルカメラにてPLマウントレンズを使用するためのコンバーター「SIGMA MOUNT CONVERTER MC-31」の開発を発表した。発売日、価格、付属品は未定。
同製品を使用することにより、PLマウントのシネレンズをSIGMA fpをはじめLマウントを採用したデジタルカメラで使用可能。
コンバーターのマウント部分2か所にシム調整機構を搭載しており、カメラ側のマウントでは付属のシムキットによる調整が、レンズ側のマウントではARRIデジタルカメラ用のシムにより調整可能。本体にはアルミニウム合金、マウント部と固定リングには真鍮を使用。また、SIGMA fpのマウントにビスで固定できる機構も採用しており、よりしっかりとカメラに固定でき、長期間使用してもガタつきなく安定して撮影できるとしている。
着脱可能な三脚座を装備しており、三脚への取り付けや、カメラケージなどの映像制作系アクセサリーへの取り付けに対応。固定リングのビスを外すことで、リングのストッパーを解除することができるため、取り付けに同製品の規格より大きな締め量を必要とするPLマウントレンズを使用する場合にも、コンバーターに固定することができる。また、上位置の指標にはSIGMA CINE LENSと同じ蓄光塗料を採用しており、暗所でのレンズ交換や操作を補助する。
なお、SIGMA MOUNT CONVERTER MC-31は2019年9月13日~17日の5日間、オランダのRAIアムステルダムコンベンションセンターにて開催される欧州放送機器展「IBC2019」の同社ブース(ホール12/ブースNo.D58)にて実機を展示する。