旋回型4Kカラービデオカメラ「BRC-X400」

ソニーは、1/2.5型4K Exmor R(エクスモアアール)CMOSイメージセンサーを搭載した旋回型カラービデオカメラ「BRC-X400」「SRG-X400」「SRG-X120」を発売する。発売日、希望小売価格は以下の通り。

■旋回型4Kカラービデオカメラ
「BRC-X400B」(ブラック)/「BRC-X400W」(ホワイト)

発売日:2019年10月下旬
希望小売価格:税別600,000円

■旋回型HDカラービデオカメラ
「SRG-X400B」(ブラック)/「SRG-X400W」(ホワイト)

発売日:2019年11月下旬
希望小売価格:税別400,000円

■旋回型HDカラービデオカメラ
「SRG-X120B」(ブラック)/「SRG-X120W」(ホワイト)

発売日:2019年11月下旬
希望小売価格:税別300,000円

旋回型HDカラービデオカメラ「SRG-X400」「SRG-X120」

同旋回型カメラは、1/2.5型4K Exmor R CMOSイメージセンサーを搭載し、水平解像度1000TV本以上(HD)を実現。BRC-X400は標準で4K撮影に対応しており、対応フォーマットは3840×2160/29.97p、25p、23.98p。SRG-X400/SRG-X120はオプションソフトウェアをインストールすることで、4K撮影に対応(2020年春頃対応予定)。

約70°のワイド画角に対応しており、限られた設置スペースでも広い範囲を撮影可能。被写体との距離が近い場所にも設置できる。同社独自の全画素超解像ズームによる最大40倍の高倍率ズーム(HD撮影の場合。4K撮影の場合は30倍まで:BRC-X400/SRG-X400のみ対応)との組み合わせにより、会場全体の俯瞰から発言者のクローズアップまで、1台のカメラで撮影できるとしている。

カメラの向きやズーム、フォーカスなどの情報を最大256個(WEBブラウザなどから操作した場合)登録可能。プリセットした情報の呼び出し時は、最大300°/sec(パン)、最大126°/sec(チルト)の移動に対応し、カメラを向けたい場所に瞬時に移動させることができるという。また、旋回中に静止画を出力するPicture Freeze Preset機能を使うことで、1台でも違和感のない運用が可能。

https://www.pronews.jp/pronewscore/wp-content/uploads/2019/09/190920_sony_BRC-X400_realbig.jpg

4Kモデル(左)、HDモデル(右)
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映像はSDI/HDMIで出力できるほか、IPストリーミングにも対応。離れた場所でのモニタリングや映像収録など、ネットワークを使ったさまざまなシステムに対応可能。また、NDI|HXに対応しており、スイッチャーやメディアサーバーなどネットワーク上のNDI対応機器と接続することができ、IPを活用したライブ映像制作に対応している。さらに、PoE+(Power over Ethernet Plus)規格対応のネットワーク機器に接続することで、LANケーブルでの給電が可能。

映像制作支援ユニットEdge Analytics Appliance「REA-C1000」および、別売のライセンスと一緒に使用することで、登壇者を自動的に追尾・撮影を行う。被写体の動きに合わせてカメラが自動で旋回するため、カメラを操作するオペレーターがいなくても、最適な構図で撮影できるとしている。また、フォーカスしたい領域を切り出す際にも、被写体の動きに合わせてリアルタイムに自動追従を行う。