Harmonic社は、クラウド・ネイティブなケーブルアクセスソリューションの新しい進歩を「SCTE Cable-Tec Expo 2019」で発表するという。ケーブル事業者の間で採用が広がるHarmonic社のCableOSソリューションは、テクノロジ、アーキテクチャ、サービスの革新を通じて、この業界の10Gへの移行を実現するとしている。詳細は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
CableOSが実現する高品質なブロードバンド配信と運用コスト削減
Harmonic社は、フィールドにて実証されたCableOSケーブルアクセスソリューションを展示します。業界初のクラウド・ネイティブなケーブル・モデム終端システム(CMTS)とエンドツーエンドのRemote PHYシステムで構成されるこのソリューションは、より高品質なブロードバンドサービスを可能にするだけでなく、従来の集中型と新たな分散型の両アーキテクチャを単一のCalbeOSコア・サーバーで同時にサポートし、さらに現行のDOCSIS 3.1やそれ以降の進化したDOCSIS規格にも対応できるため、優れた運用効率をもたらします。デモンストレーションでは、CableOSのクラウド・ネイティブ技術が可能にする迅速なサービス・イノベーションに注目していただくため、ゲームユーザーのエクスペリエンスを劇的に向上させる革新的な低遅延機能を披露します。さらに、CableOSシステムが提供する豊富なデータ分析を活用した、ケーブル事業者向けの24時間365日対応AI駆動型ネットワーク診断/キャパシティ管理サービスも公開します。
ストリーミングIPビデオ・サービスのより迅速な導入
競争が激化する有料テレビ市場でビジネスを成功させるために、サービス事業者は新しいIPビデオ・サービスを迅速に導入し、敏捷性を高め、オペレーションを簡素化することが不可欠です。SCTE Cable-Tec Expoでは、これらを可能にし、高い評価を得ているVOS®360も展示します。タイムシフト視聴やnDVRにも対応するVOS360は、ケーブル事業者がHDや4K画質の高品質ストリーミングTVを容易に構築・配信し、収益化することを可能にし、デジタル・ビデオ配信チェーンに統合と再編をもたらします。コンテンツ認識型エンコーディングでビデオの視聴体験を向上
SCTE Cable-Tec Expoでは、受賞歴のあるEyeQ™コンテンツ認識型エンコーディング (CAE)も展示します。EyeQ CAEによって、事業者はストリーミングサービスの導入に当たって、コア網とアクセス網の配信ネットワーク帯域幅の使用を最大50%削減し、nDVRのストレージ要件を最大50%軽減することができます。次世代ケーブルアクセスの先見的リーダー
Harmonic社のケーブルアクセスビジネス部門、ソリューション/プロダクト管理担当副社長Asaf Matatyaouが、「Mission 10G:Implementing Forward-Looking Capabilities in Your Network」(ミッション10G:ネットワークに先見的機能を導入する)において講演を行います。このプレカンファレンス・セッションは、9月30日(月)午前7時より、ヒルトンのGrand Ballroom C&Dで開催されます。
また、2019年10月3日午前8時より225-227室で行われるセッション「Virtualizing the CMTS: Progress and Current Events」(CMTSのバーチャル化:進捗状況と最近の出来事)にて、Matatyaouが論文「Practical Lessons of a DAA Deployment with Virtualized CMTS」(バーチャルCMTSによるDAA導入の実践的教訓)を発表する。