写真左「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」、右「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」
株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、ニコンZマウントを採用したAPS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の標準ズームレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」と望遠ズームレンズ「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」を2019年11月下旬に発売する(予約販売受付は10月12日10時)。希望小売価格は以下の通り。
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR:税別41,100円
- NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR:税別48,800円
両製品ともに、内径55mmの大口径「Zマウント」とフランジバック16mmを組み合わせており、収納時のレンズ全長を短縮する沈胴機構を採用。ズームリングの回転操作で沈胴/沈胴解除ができるボタンレス方式を採用し、高い携行性を実現したとしている。また、フォーカスブリージングの抑制でピント位置を手前へ、あるいは奥に移動させても、画角変化を伴わない自然な映像が撮影できるという。
レンズの鏡筒には、「コントロールリング」を搭載しており、M/A、絞り値、ISO感度、露出補正から機能を割り当てることができる。またSTM(ステッピングモーター)を採用したAF機構と、絞り機構で各駆動音を静音化している。両製品ともにDXフォーマットミラーレスカメラ「ニコンZ 50」のキットレンズに採用されており、この2本で16mmから250mmまでの焦点距離をカバーする。それぞれの主な特長は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」の主な特長
- 質量約135g、長さ約32mmの小型・軽量ボディー
- ボタンレス方式の沈胴機構の採用でズームリングの回転操作だけで素早く撮影が可能
- 焦点距離16-50mmの広く使いやすいズーム範囲
- ズーム全域で、細部まで克明に描写できる高い解像力
- 撮像面からの最短撮影距離が0.2mと短く、近距離での撮影においても非常にシャープな描写力を発揮
- EDレンズ1枚、非球面レンズ4枚の採用で諸収差を補正し、色にじみや、広角側で発生しやすい周辺部の像がぼけてしまう像面歪曲を効果的に低減
- 4.5段の高い手ブレ補正効果を発揮する光学式VR機構を内蔵
- 動画撮影に適した、静粛かつ滑らかでチラつきにくい絞り制御
- 高速連続撮影時にも安定した露出制御が可能な電磁絞り機構
■「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」の主な特長
- 焦点距離50-250mmと幅広いズーム範囲をカバー
- 望遠ズームレンズでありながら被写体に近づいて撮影できる、広角端で0.5m、望遠端で1mと短い最短撮影距離
- 50-250mmの幅広い焦点距離全域で、絞り開放から安定して高い解像力
- EDレンズ1枚の採用で軸上色収差を良好に補正し、色にじみを効果的に低減
- 望遠撮影でも手ブレが気にならない、レンズ交換式カメラ用「NIKKOR」レンズ史上最高の5.0段の高い手ブレ補正効果を発揮する光学式VR機構を内蔵
- 動画撮影に適した、静粛かつ滑らかでチラつきにくい絞り制御
- 高速連続撮影時にも安定した露出制御が可能な電磁絞り機構
- 沈胴機構の採用で実現した、携行性に優れた小型ボディー