キヤノンは、本格的な天体撮影を実現するフルサイズミラーレスカメラ「EOS Ra」を2019年12月上旬に発売する。希望小売価格はオープン。同社オンラインショップでの販売予定価格税別298,000円。

EOS Raは、天体写真を愛好するハイアマチュアユーザーなどに向けて「EOS R」をベースに開発した、天体撮影専用のフルサイズミラーレスカメラ。有効画素数最大約3030万画素・フルサイズCMOSセンサーと天体撮影に適した光学特性を備えており、天文ファンの間で人気の高い赤い星雲などを高精細かつ鮮やかに描写することができるという。

CMOSセンサーの前面に配置しているローパスフィルターの特性を、ベースとなるカメラ「EOS R」から変更することにより、Hα線の透過率を「EOS R」と比較して約4倍に高めている。

また、有効画素数最大約3030万画素・フルサイズCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC 8の組み合わせにより、最高ISO40000の常用ISO感度と低ノイズの撮影を実現。これにより、干潟星雲(M8)や三裂星雲(M20)、エータカリーナ星雲など赤みの強い星雲を、高精細かつ鮮やかに撮影することができるという。