株式会社エーディテクノは、フルHD 13.3型IPS液晶パネル搭載の業務用マルチメディアディスプレイシリーズとして、「LCD1331「LCD1331MT」「LCD1331S」の3機種を2020年1月下旬に発売する。希望小売価格はオープン。市場想定価格は以下の通り。

  • LCD1331:税別52,000円前後
  • LCD1331 MT:税別60,000円前後
  • LCD1331 S:税別124,000円前後

LCD1331シリーズはフルHD解像度(1920×1080) 13.3型ワイド(16:9)IPS液晶パネルを採用した業務用マルチメディアディスプレイ。接続端子には4K30p(10.1Gbps)迄入力可能なHDMI、VGA、ビデオ(RCA)入力端子を各1系統、音声(赤・白RCA)入力端子を搭載。HDMI入力端子はBlu-rayなどの著作権付きデジタルコンテンツの再生に必要なHDCPにも対応。液晶表面にはOCA(Optical Clear Adhesive)光学透明接着剤により高硬度(硬度6H)のガラス装着を施しており、クリアでさらに強固な設計を実現したとしている。

また、3モデル全てに専用の抜け防止用ケーブルクランプを標準で付属。HDMI/ビデオ/イヤホンジャック/電源/USB(mini-B)の各接続端子の脇に搭載された専用挿し込み穴へ付属クランプを装着しケーブルと固定することで、ケーブルの不意な脱落や緩みを防止可能。

SDI搭載モデルのLCD1331Sでは、SMPTE規格に準拠した3G/HD/SD-SDI入出力端子を搭載。3G-SDIではLevel AとBの異なる2つのマッピング方式に対応するほか、入力されたSDIをパススルーするSDI出力端子も搭載されているので、モニター同士でのデイジーチェーンも可能。タッチパネルモデルLCD1331MTでは、静電容量式マルチタッチパネルを採用。Windows 10で標準サポートされている10点マルチタッチ操作が可能。

OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)設定画面より表示アスペクト比を「フル(16:9)」「4:3」「1.85:1」「2.35:1」から選択が可能なほか、ピクセル等倍表示、スキャン表示、反転表示等、さまざまな機能を搭載し、これらの機能をワンプッシュで呼び出せるファンクションキー機能と、すべてのボタン操作を無効化し誤操作を防止するキーロック機能を搭載。

付属の低重心無段階調整可能な自立スタンドはモニターを様々な角度に調節できる。モニター背面中央にはVESAマウントインターフェース規格75x75mmのネジ穴を搭載し、三脚やアームなどでの設置や壁掛けでの利用も可能。別売りオプションとして、屋外で使う際に気になるディスプレイへの太陽光などの映り込みを軽減し表示を見やすくする専用アンチグレアフィルム(「1331FLM」市場想定価格:税別2,800円前後)も発売する。

なお、LCD1331シリーズは、2019年11月13日から15日の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2019」の同社ブース(ホール4/ブースNo.4310)にて展示予定。