AJA Video Systems社は、HDR Image Analyzer 12Gが新たに8Kに対応したことを発表した。Colorfront社との協業によって開発されたプラットフォームで、リアルタイムでのHDR/WCGモニタリングおよび分析に対応。近日中にリリースされる無料ソフトウェアにより、最大8K/UHD2 HDRまでのコンテンツのモニタリングおよび分析を可能にし、高帯域ワークフローをケーブル1本で実現するとしている。
放送、OTTプロダクション、ポストプロダクション、クオリティコントロール(QC)、マスタリングなどで利用される、12G-SDI接続で最大8Kの波形やヒストグラム、ベクトルスコープのモニタリングと分析に対応。HDR Image Analyzer 12Gは、そのコンパクトな1RUシャーシ内で、PQ(Perceptual Quantizer)やハイブリッドログガンマ(HLG)といった、SDR/HDR規格のモニタリングと分析向けの包括的なツールセットを提供するという。HDR Image Analyzer 12Gの主な追加機能は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 12G-SDI入力で8K/UltraHD2/4K/UltraHD/HD 60pに対応
- DisplayPort経由により実際の解像度で映像を表示するUltraHD UI
- お好みのウィンドウに必要なツールを配置可能なレイアウト設定機能
- 包括的なウェブUIを介したリモートでの設定、アップデート、ロギング、スクリーンショットの転送に対応
- リモートデスクトップに対応
- ディスプレイ・リファードSDR(Rec.709)、HDR ST 2084/PQ、HLG分析に対応
- シーン・リファードARRI®、Canon®、Panasonic®、RED®、Sony®製カメラのカラースペースに対応
- ルックアップテーブル(LUT)による表示とカラー処理に対応
- 受賞歴のあるColorfront Engine™に基づくカラースペースの自動変換
- CIEグラフ、ベクタースコープ、波形、ヒストグラムに対応
- Nitレベルとフェーズメーター
- False Color(フォールスカラー)モードで、規格外の色域や輝度のピクセルを簡単に発見
- 先進的で精度の高い、規格外の色域や輝度のエラー検知機能
- ピクセルピッカーでデータ分析
- 1本の走査線や縦線に絞って分析可能なラインモード
- タイムコード付きのファイルベースエラーロギング
- リファレンスの保存
- SDI信号を自動認識
- 3年間の製品保証